「『役に立つ』から『意味がある』」と、「『より速く より遠く より合理的に』から『より近く よりゆっくり より寛容に』」と。
山口周さん的な「求められる能力」をじっと見てると、
水野和夫さんの「資本主義の終焉」を思い出した。
山口周さんは、世の中の価値は
「役に立つ」から「意味がある」へとシフトしている
という。
役に立つモノはやがてコモディティ化し、
意味のあるものは希少性のためもあって、高価値を保つ。
一方、水野和夫さんは、
資本主義の本質は
「より速く より遠く より合理的に」
にある。
そうした価値はもう終わっていて、
これからは、
「より近く よりゆっくり より寛容に」
になる。
新コロになって、目の前のPCが仕事場になり、
家で過ごす時間が長くなった。
より近くで働き、
よりゆったりと休める。
しかし、
情報伝達がメールやメッセージになって、
情報流通が目詰まりし、
組織の意思決定はスピードダウンした。
意図するところが伝わらず、
誤解を生んだり、モヤモヤが積もり積もっていく。
そんなときは他人に対する寛容さと、
自分に対する寛容さが必要になってくる。
今年も残りわずか。