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大隈塾復刻版でもヒーローインタビュー

大隈塾では、講義のパートとグループワークのパートがある。
先日の「大隈塾復刻版」でも、
「ヒーローインタビュー」というペアワークをやった。

二人一組になって、インタビューする側とされる側になる。
インタビューする側は相手に
これまでほめられたこと、感謝されたこと、表彰されたこと、
などを聞いていく。

そしてそれを、誰かにプレゼンテーションする「他者紹介」をする。

大隈塾復刻版に参加した50人。
2002年の大学の大隈塾開講時に受講した人(現在40代)
2004年の社会人の大隈塾開講時に受講した人(まもなく60代)
2021年の大隈塾終了時に受講していた現役大学生(20代前半)
みんながわいわいがやがややってて、
なんか心地いいなあ、と思っていた。

これがグーグルがいうところの「集団的知性」かもしれない。

集団的知性とは

心理的安全性を解明した、グーグルの「プロジェクト・アリストテレス」
その過程で、チームの成功因子のひとつに、
「集団的知性」の存在を発見する。
「誰がチームのメンバーであるか」
よりも
「チームがどのように協力しているか」
の方が重要だ、と。

2人のペアワーク「ヒーローインタビュー」、
そのとなりでも「ヒーローインタビュー」をやっている。
その向こうでも「ヒーローインタビュー」をやっている。
わいわいがやがや、
そのとなりの熱気もその向こうの熱気も伝わってくる。

そして「他者紹介」では、自分でも気が付かなかった自分のいいところ、
自分の強みを発見してくれて、ほかの誰かに紹介してくれている。
ほかの誰かは、それを真摯に聞いててくれている。

協力しあってグループワークを楽しみながら、
「大隈塾復刻版」という場を生み出している。

こうした集団的知性のつくり出しは、
オンラインではなかなか難しい。
対面効果でもある。


thanks to:『だから僕たちは、組織を変えていける』 斉藤徹 クロスメディア・パブリッシング  2021年