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市民も職員もウェルビーイング

ウェルビーイング(well-being 幸せ)である。

釜石市の人材育成について調べている。

財政が厳しく、口を開けば「予算がない、予算がない」といっている。
予算に占める人件費などの固定費の割合を示す「経常収支比率」は、99.5%。
つまり、政策的に自由に使えるお金は、予算の0.5%しかない。

人口は減っている。
「3万人でひとつのまちに」とわたしは選挙でいっていたが、
2万9000人になってしまった。
これからも減り続ける。

市役所の職員も減っている。
仕事の量は増えている。
サービスの質は落とせない。

であるならば、職員の質を上げるよりほかない。
であるならば、どんな人材育成をしているんだろうか。

ということで、「第3次釜石市人材育成計画」を開いてみた。

こうした状況だからこそ、何より大事にしたいのは、釜石市職員として働く意義、つまり、みなさんの働きがいや、市民のための貢献、尽力することで得られる幸福感です。

「第3次釜石市人材育成計画」

この人材育成計画のコンセプトは、
「市民も職員も幸せ(Well-being)」
だ。
担当者は、
「まず職員が幸せじゃないといけません」
という。

バカにしてはいけない。
「幸福学」の前野隆司先生(慶応義塾大学)によれば、

幸福度が高い従業員は、仕事の生産性が約13%向上する
幸福度が高い職場では、創造性が3倍以上になる

という研究結果になっている。

職員も幸せであることは、
市民が幸せになる前提のひとつだ