元気が戻ってきた未来の日
「さすがのこすもす公園」
昨日のこどもの日、こすもす公園で「あおぞらパーク+森のようちえん」が行われ、
岩手県内から10家族が集まった。
「さすがの」といったのは、「三陸ひとつなぎ自然学校(さんつな)」の伊藤聡さんで、
さんつなは釜石でいろんな体験学習を提供しているが、
とくに子どもたちを自然の中で遊ばせる活動に力を入れている。
釜石中の山や海辺といった自然の中で活動しているさんつなが、
人の手が入った公園を「さすが」という。
こすもす公園は真ん中に直径5m深さ2mぐらいの穴が掘ってあり、
そこを子どもたちは駆け下り、転び、駆け上がる。
穴の底で泥遊びをする。
泥遊びをしているおともだちを上手にかわして、
駆け下り、転び、駆け上がる。
穴ひとつで、子どもたちは何より夢中になる。
ほか、昨日も書いたすべり台のピノキオもある。
ピノキオには木の枝でつくったはしごがついていて、
はしごをよじ登って台に上がり、すべり降りてくる。
ピノキオの下にはブランコがあって、
小さな子どもなら3人がいっしょに乗って遊ぶことができる。
チップ混ざりの土の山をシャベルで掘ったり、ほかに山をつくったりもできる。
クライミングウォールも3枚ある。
SL銀河がすぐそばを通ることもあり、
『宇宙兄弟』のキャラクターの使用も許可されたボードを建てたのがきっかけで、
何年かかけて増やされていった。
とにかく、あっちこっちで遊んでいるが、
まんべんなく散らばっているというより、
なにかの遊具がぽかん、と空くことがある。
なんとなくどこかとどこかに、全員じゃなくてちょっと多めに集まる、
あそびの流れのようなものがじわーっとあって、
伊藤さんはそれを感じて「さすがのこすもす公園」といっている。
2時間休みなく遊んで、
最後は「森のようちえん」のアユちゃんセンセイが、絵本を読み聞かせ。
さっきまでじたばた遊んでた子どもたちが、絵本の世界に夢中になる。
こすもす公園にあるレストランこすもすでつくった、
ガパオライスのお弁当をもらってお開き。
コロナの影響もあってしばらく閉じていたこすもす公園に、
未来の日、ひさしぶりに元気が戻ってきた。