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感性のボリュームレベルを上げ下げする
「感性」と「感受性」の違いについて考えた。
「感性」とは、
感情を知覚に置き換える力
「感受性」とは、
情緒的な感情を起こす力
昨日はリーダーシップ・チャレンジ(大隈塾)のコンテンツ、
なっちゃん(山田夏子さん)とおゆみ(伊澤佑美さん)の「感性開発」ワークショップ。
たとえば、感受性によって「あはれ」と抱いた感情を、
「夕陽がキレイだなあ」
と口に出して感動する。
この「感性」を音声ボリュームのように上げ下げすることができるとすれば、
都会で暮らしていると、感性レベルを下げる必要があるときがある。
満員電車。
釜石から東京にでてくると、これにちょいと恐怖を感じる。
ムリだなあと思う。
みんなもムリだなあと思いながら、それでも毎日それに乗れるのは、
きっと感性レベルを下げているんだろう。
そしてそれに慣れて、
満員電車を降りて会社に歩いているときも、
感性レベルを下げたままで歩き、
感性レベルを下げたままで会社に着き、仕事をし、
ランチタイムでちょっと上げて、
ランチタイム終わってオフィスに戻ったら下げて、
家に帰る電車の中でも下げ続け、
玄関開けたらようやく感性レベルを上げる。
「ふ〜〜〜っ」
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都会はそうかも。
なら、地方はどうか?
感性レベルを下げる必要はない。
釜石だと、美術館も映画館もないけど、
市民ホールで美術展や映画鑑賞会を月イチぐらいでやってて、
コンサートもお芝居もやっている。
三陸鉄道に乗って宮古にいけば映画が観れるし、
JR釜石線に乗って盛岡にいけば美術館もある。
小旅行しながら映画を観にいって、
小旅行しながら美術館にいって、
小旅行しながらお目当ての料理屋にいって、
小旅行しながら温泉に入る。
便利ではないけど、不自由ではない。
感性レベルは上げるでもなく下げるでもなく、
放っておける。
QOL(Quality Of Life)高い。
釜石いいところだ。