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綿津見(わたつみ)神社の例大祭、宵宮祭。

綿津見の神は海神(わたつみ)。
海の神様のこと。
漁業や航行の安全を守ってくれている。

釜石の地名はアイヌ語が語源で、
「平らな岩があるところ」
という意味で、
水の中に平らな岩があって、魚がたくさん集まる場所に名付けられた、らしい。

むかしむかしは、漁業とわずかばかりの田畑による農耕で生活している、小さな村だった。
やがて鉄鉱石がとれることがわかり、鉄をつくり始め、
近代製鉄業が立ち上がって、「鉄と魚のまち」になった。

地元の氏神様の尾崎神社に、
海の神様の綿津見神社を招き入れたのは新潟の佐野氏。
およそ300年ほど前のこと。
山形の鶴岡にある善寳寺から御霊をいただいた。
……とは、宵宮祭で聞いた話。

ちなみに、善寳寺は「人面魚」で有名になったお寺。