大学で学んだことを社会にどう還元するか言語化する
昨日の大隈塾「たくましい知性を鍛える」のゲスト講師は、
カタリバの今村久美さんだった。
「分断社会の静かな処方箋
〜『ナナメの関係』で関係性をつなぎなおす」
が講義テーマだった。
この講義とグループワークを通して得られるもの、
授業の到達目標は、
「大学で学んだことを、社会に還元するか、言語化する」
「大学で学んだことを社会に還元する」
ということを
「言語化する」
のである。
担当する学生アシスタント(SA)は
2週間悩んだ。
「大学で学んだこと」
確かに、いろんなことは学んでいる。
自分自身もそうだし、
大隈塾には早稲田大学のすべての学部から集まってきている。
1年生から5年生までいる。
そもそも、授業で学んだことだけが
「大学で学んだこと」
なのか?
「社会に還元する」
この社会とは<分断社会>という前提がある。
今村さんは、
川﨑20人殺傷事件
野田市虐待事件
を例に上げて、
それぞれどんな感想をもつか、
受講生たちのペアワークから講義を始めた。
そうした事件は、分断された社会が背景にある、
ということだ。
つまり、自分たちが大学で学んだことを使って
分断された社会をどうつなぎ直すか、
という、大きなテーマを
「言語化する」
自分たちの言葉にする。
借りてきた言葉、
むかしだったら「マスコミで言い回せれている」というところだが、
いまの大学生はテレビ見ない新聞読まない、から
webメディアやSNSでの言説、ということになるが、
そうした文字列を使わずに、
自分たちなりの言葉にする。
これをやらないといけない。
90分で。
グループワークで。
受講生は100人いる。
SAのモモ(文化構想学部3年荒井百子)は
繰り返すが、
2週間、悩みながら、グループワークを設計した。
(つづく)