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ズルするときほど声がでかくなる

ラグビーコーチのタケが子どもたちにいつもいっていたのは、
「ラグビーでいちばん大切なことはなにか」

それは、
「ズルをしない」
ということだ。

ラグビーは両チーム合わせて30人がプレーして、
レフリーは常にすべての選手たちに目が届いているわけではない。
みんな固まってお団子状態になって(モール、ラック)、
ボールがどこにあるのか見えないときもあるし、
もしかしてつねってたりひねってたりするかもしれない。

レフリーが見てないときに、
ジャージを引っ張ったり足をかけたりして、
相手が走るのを妨害するときがあるかもしれない。

でも「見えてなければいい」とか「バレなければいい」とか、
そんな姑息な「ズルはしない」というのが、
ラグビーで大切にされている価値観だ。

ラグビーには「5つのコアバリュー」というのがある。

品位/情熱/結束/規律/尊重
Integrity/Passion/Solidarity/Discipline/Respect

https://www.rugby-japan.jp/future/corevalues 日本ラグビーフットボール協会

「ズルしない」は、このなかでは「規律」にあたるだろうし、
その結果その人の「品位」にもつながってくる。

世の中見てたらズルいオトナがいっぱいいる。
ズルしてるオトナたちが目に余る。
ズルするときほど大声になる。

でも今回このnote書いたのは、
わたし自身がズルしそうだったので、
タケが子どもたちに
「ズルしちゃダメ」
っていってたのを思い出したから。