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釜石線に一日で2回乗って、2回鹿をふっ飛ばした
今日のnoteは、2月23日23時20分ごろのつぶやき。
(JR釜石線小佐野駅、待合室)
「あ」
汽車来てた。
「途中で鹿ふっ飛ばしたから30分遅れます」っていうアナウンスは3回あったのに、「間もなく到着します」ってアナウンスなかった。
急がないと。
(走ってホームに急ぐ)
(ホームに到着。まだ走ってる)
「え」
ドアが開かない?
「え」
汽車がするする走り出した。
「おい」
ウソだろ。ウソだろおい。乗車拒否かよ。JRの乗車拒否って聞いたことないぞ。
「おい!」
(大声だしちゃった)
(発車した汽車止まる。窓を開けて運転手さん、)
「乗車なさいますか?」
「乗車しますよ!」
あたりまえじゃないか。だから走ってたんだよ、って。
(ドアが開いて、座席に座る)
(お客さん、3人ほど)
(走ったあとの呼吸を整えながら、今日一日を回想する)
酔っぱらいのヤバいやつかと思われてたのかな?
でもあぶないところだった。
終電……電車じゃないから終電じゃないか。
最終列車、乗りそこねたら1時間以上歩かないといけない。
この寒さ、でそれはいやだ。
盛岡の北ホテルの朝ごはん、美味しかったなあ。
普段は朝食食べないけど、なんかこのホテルは信用できるから食べてみよう、と思って食べたら、あたりだった。
おコメが美味しい。ヨーグルトが固くて美味しい。マンゴーがあったからヨーグルトに乗っけて食べた。魚はタラの煮付け。うまかったなあ。
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盛岡駅から新花巻駅へ移動。
東京から来てた寺脇研さんに会ったの、ひさしぶりだった。
カタリバのカンノくんの運転で蕎麦屋にいって、
そばを食べながら教育のことをしゃべった。
「ゆとり教育」を導入したのが寺脇さんだけど、
「ゆとり教育」はホント、世の中でひどく誤解されているんだよね。
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新花巻駅に戻って、寺脇さんは東京へ。
わたしは釜石へ戻る、ってことで。
釜石線、1両のワンマンカーで満員だった。
いつもこうならいいのにな。
遠野まで立っていたけど、ぜんぜん苦痛じゃない。
仙人峠を通過中、鹿と接触して汽車は停車したんだった。
ワンマンカーなので、運転手さん一人しかいない。
列車から20メートルぐらい離れて、鹿が倒れている。
あ、歩いた。はねられた鹿がよろよろと立ち上がってふらふらと歩いて森の中に帰っていった。
よかった。
(汽車は動き出し、間もなく陸中大橋。大急ぎで釜石へと向かっている)
釜石に戻ってきた。PITで劇団もしょこむの芝居へ。
PITでやる芝居は小劇場っぽくて好き。
出演しているコータローの息子、1歳とちょっとかな。
「パパ」「パパ」って叫んで、かわいい。
お客さんもほんわかしてた。
めんけーなあ、めんけえ。
あんまりめんこくて、芝居がぜんぜんアタマに入ってこなかったなあ。
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芝居が終わったら、小佐野にあるオオイくんのゲストハウス「やまとき」で寿司パーティ。ちおこ(地域おこし協力隊)のきよちゃんが魚を捌いて、ごはん握って、握り寿司。
うまい! どんこの肝あえの軍艦、さいこー!
あなご、ツメ(甘いタレ)もちゃんと用意してあった。
あなごもうまい! さいこー!
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(汽車、釜石駅に到着)
やれやれ。間もなく24時じゃないか。
まったく。
……、今日2回も鹿ふっ飛ばしの汽車に乗ったのか。
……、この運転手さんも災難だったに違いないな。
汽車止めて、線路に降りて、真っ暗な中を鹿を処理したんだろうなあ。
……、「おい!」とか怒鳴って悪かったなあ。
……、謝っておこう。
わたし「鹿、大変でしたね。怒鳴ってすいませんでした」
運転手さん「いえいえ。列車、遅れてすいませんでした」