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サクラフィフティーンと幸せの4因子

代表チーム合宿の最終日

サクラフィフティーン(ラグビー女子日本代表)、
ワールドカップ直前合宿@釜石、最終日。

10月8日から「ラグビーワールドカップ 2021 ニュージーランド大会」が始まる。
その前に、8月20日と27日にアイルランド戦もある。

先月行われた南アフリカ代表とのテストマッチは、1勝1敗。
世界ランキングではサクラ15が12位、南アフリカが13位、
だったが、このテストマッチ後に13位と12位に入れ替わっている。

次は7位のアイルランドとの戦い。

富来旗とホタテ

最終日は、磯焼きBBQでおもてなしをすることになっている。

まずは、富来旗(大漁旗)を振って、スタジアムに入ってくる選手たちを歓迎。
そのあと、感謝の品を贈呈するセレモニーがあって、
選手たちはトレーニングに。

公開練習の日じゃなかったので、トレーニング内容は書かないけど、
最後はグリーンのビブスを着たディフェンスチーム相手のアタック・ディフェンス。
グリーンは、アイルランドのナショナルカラー。

トレーニングの間に「釜石ラグビー応援団」は、BBQの準備。
場所は、スタジアムのメインスタンド。

スタジアムの有効活用でもある

豪快に炭を起こし、豪快にホタテを並べ、ガンガン焼く。
200個以上用意してあるから、焼いても焼いても次から次に。
選手たちも最初は遠慮してたけど、次第にどんどん食べるようになって、
焼き方が間に合わないぐらいになった。

寡黙なラガーメン

おもしろかったのは、途中でスイーツのふるまいがあったとき。
それまで、ホタテ、イカ、サンマのみりん干しを楽しんでいたのに、
大歓声を上げてスイーツのブースに殺到。

ちょっと前までグラウンドで厳しいタックルやコンタクトを続けていた選手たちとはうってかわって、こっちも見てて楽しくなるような光景だった。

基本は「ありがとう」から

という楽しい食事の時間も過ぎ、
ヘッドコーチのレスリー・マッケンジーさんは、おもてなしスタッフひとりひとりに
「ありがとうございました。おいしかったです」
と、お礼の言葉。感激だな〜。
選手たちもカタチだけの「あざ〜す」的なあいさつじゃなくて、
「おごちそうさまでした〜。ありがとうございました〜」
さすが代表選手たちだなあ〜。

前回はチームの規律の良さに感心したが、
挨拶とか感謝とか、そういうベーシックなことから始まってるんだなと、納得した。

そういえば、「幸せの4因子」を思い出す。
・「ありがとう」(感謝)
・「やってみよう」(挑戦)
・「なんとかなる」(楽観)
・「ありのままで」(自分らしさ)

サクラフィフティーンは、「幸せの4因子」を実践している。

遠巻きに見ている人たちがまだまだいるはず

今回は、いつものハイ&モノジェネレーションの応援団に加え、
移住してきたりUターンやインターンで釜石で働いている若い人たち、
夏休みで帰省してきている大学生もスタッフに加わってくれた。

けっこう長い時間のお手伝いになったけど、
代表選手たちのトレーニングや、食事中の素の姿なんかに触れられて、
とても満足していただいていたようだ。

サクラフィフティーンが来ているのは知ってるけど、
なかなか近寄りがたく、遠巻きに見ていた人たちでもあった。

釜石という街には、そんな遠巻きに見ている人たちが、
たくさんいるんだろうなあ、と思った。
そういう人たちを、少しずつ巻き込んでいきたい。

しょっちゅうこんな感じの釜石ライフ

photo by  shiho dobashi , toshio hamato