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早稲田大学の公式な「新歓代表」ってなに?

与論島でのワーケーションも明日まで。
昨日の「#春から早稲田×春休み大隈塾」は、
2021年度早稲田大学新歓代表の福島陽(ひなた)さんがゲスト。

「新歓代表」?
新歓は、入学式で初めて登校してくる新入生に対して、
サークルや文化部体育部が入部勧誘活動することで、
どこの大学でも同じだとは思うけど、
歩きながらサークルの勧誘の人と目が会おうものなら、
すかさずチラシを握らされ、語りかけられ、
いかに当該サークルが楽しいか、イケメンとイケジョがそろっているか、
などなどをこんこんと聞かされる。

最近ではその荒々しさにも少しずつ規制がかけられるようになり、
新入生が歩くゾーンをフェンスで囲うことによって、
新入生を保護すると同時に、
サークルの人たちを見た目野獣化させるということをしていた。

そして去年、入学式の中止と新歓活動の禁止。
各サークルは、個別のサイトで新歓活動を実施。
新入生は、どのサークルに入ればいいのか、選ぶことが困難になった。

今年度の1年生の不満の第一位は、
楽しみにしていたキャンパスライフがおくれなかったこと、
だ。

そこで、大学が「早稲田大学新歓公式サイト」を立ち上げることになった。
公式サイトをつくるんだったら、学生たちに利用してもらえるようなサイトにしたい。
ということで、学生によるワーキングチームがつくられ、
そのチームの代表に、ということは公式な新歓の代表に福島陽さんが選ばれた。

サイトは、いろんなジャンルごとに分かれ、
たとえばスポーツ系、音楽系、アート系、ダンス系、法律系、文化系、
スポーツの中でもサッカー、野球、バスケなど。
クリックすると、登録されているすべてのサークルが画面に表示されて、
サークル紹介文が読めたり、動画を見ることができたりする。

それだけじゃなくて、ライブやオンデマンドでのトークイベントもある。
という「新歓公式サイト」である。

それにしてもなぜ、福島さんが新歓代表なのか。

それは、彼女が2020年度早稲田祭を企画運営する「運スタ」の代表だったから。
去年の早稲田祭といえば、史上初のオンラインでの早稲田祭。
2020年度運スタは、このオンライン開催を見事に成功させた。

始まりは、7月4日。
正確な文面は記録していないけど、
「早稲田祭、オンラインでやります!」
のような宣言がtwitterで上がった。

そのツイートに鳥肌が立ったのはわたしだけじゃなかったらしく、
そのツイートは2000件もリツイートされた。

華々しく大きな花火を打ち上げたものの、
そこから先は苦難と葛藤の連続だったし、
花火を打ち上げるまでの準備や交渉も大変だった。

(つづく)