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見てくれはよくても、中はからっぽ

古木でありながら、若々しく青々と葉に勢いがある木は、きまって芯がからっぽなんです。空洞であれば、木の皮だけを養えばよいから、養分が見てくれの外観にあふれて、若木のように見えるのではないでしょうか。

『法隆寺を支えた木』 西岡常一、小原二郎 NHK出版 1978年

「昭和最後の宮大工」と呼ばれ、
法隆寺や薬師寺の修復工事を務めた西岡常一さんの言葉。

この言葉に触れて、さらに3つの言葉を思い出した。

ひとつは、
「最終学歴より最新学習歴」

いくつになっても、学び続けよう。
常に最新の学習歴を更新しよう。

わたしの師匠本間正人さんがいつもおっしゃっている。
本を読むこと、人に会うこと、旅をすることを欠かさないようにしている。

ふたつめ。
「正しい選択肢を選ぶのではなく、選んだ選択肢を正解にする」

フォルカフェを経営している平井幸奈さんが、
大隈塾の講義でいった言葉。

みっつめ。
「コンフォトゾーンから出ろ!」

居心地のいいconfortableな場所にい続けると成長しない。
いつかはそこから飛び出てチャレンジしなきゃ。
大隈塾の学生ハルが、大隈塾を指していった。

もし釜石に移住してなかったら、
もし大学の教員を辞めていなかったら、
と、西岡常一さんの言葉で考えた。

からっぽの人になっていたかもしれない。
(いまもうすでにからっぽではないか?)

まだまだ学びを止めない、チャレンジを止めちゃいけない。
あきらめちゃいけない。


本間正人さん


平井幸奈さん