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わたわたしてるけど楽しいのはなぜ

金曜日の大隈塾講義につづいて、
月曜日(昨日)は大隈塾ゼミも新学期が始まった。

あれれ〜、こんなに忙しかったっけ?
と思いながら準備をしたりゼミの進行をサポートしたりしていた。

ゼミも教室に来て対面で参加するゼミ生と、
オンラインで参加するゼミ生がいるので、
ハイフレックス型の授業になる。

フルオンラインなら、発信も受信もzoomひとつでできるし、
みんな同じ条件なのででラクなんだけど、
対面とオンラインをミックスさせたハイフレックスは、
教室にいる学生たちと、リモートの学生たちとの温度差に最も気を配る。

教卓とホワイトボードを撮す固定カメラは学校が用意してくれているが、
教室全体を撮るカメラ(かスマホかタブレット)も用意して、
教室の中はどんな感じなのかを伝える。
発話者を撮るカメラ(かスマホかタブレット)も必要で、
発話する学生にカメラとマイクを持って走り寄り、撮影する。

ブレイクアウトルームも準備するのも大変。
リモートの人だけログインすると、PC画面が「教室」とリモート学生、
になって、分断が可視化されるので、
ひとまず全員がzoomに入って、PC画面上の平等を確保する。
そうすると、誰がリモートで誰が対面かがわからなくなるから、
リモートの人にはzoom上の名前になにかマークを付けるようにお願いする。
もしこれをやり損なうと、なかなかやっかいなことになる。

ハウリングが起こらないようにテクニカルかつアナログな作業もあるし、
こんな授業を教員一人でやれ、っていってもムリ。

なので、学生たちにたくさん手伝ってもらう。
大隈塾の場合は、学生が運営して教員はサポートだから、
学生たちに手伝ってもらうというより、いっしょにつくっていく。

それでもやっぱり、ゼミ生が入れ替わり、TAが交代する新学期1回目の授業は、わたわたしてしまう。
それが楽しいといえば、楽しんだけど。

なんでわたわたしてても楽しいのか、考えたら、
誰もミスをとがめない。
ああミスった、と思ったら誰かがフォローしてくれるか、
改善するまで待っていてくれるか、
なにがしかの心理的安全性が確保されているからだろう、
と改めて思った。