チャットでジェンダー盛り上がった田原総一朗さんの誕生会
田原総一朗さんの誕生会をzoomでやった。
87歳、「あと10年は生きる」とおっしゃってた。
大隈塾の仲間から3人、田原さんとトークした。
・テレビ局勤務。コミュニティ運営の達人。男性40代。
・食品メーカー。社内でも女性の仕事とライフイベントの課題解決をはかる。女性30代。
・大学2年生。地域留学しながら、オンラインで大学の授業を受ける。女性20代。
社会人の大隈塾、大学の大隈塾、大隈塾ゼミの3つのセクションから、
卒業生と現役生、10代から50代までの男女およそ50人がオンラインに集まった。
「田原さん、コロナだってけっこういいことありますよ」
というタイトルで、新しい仕事のスタイル、学び方のスタイル、
生き方のスタイルを話し合った。
けれども、途中からジェンダーの話になり、
「森喜朗さんはどんな人?」
という質問へ、田原さんが、
「普段はいい人」「家ではかかあ天下」
というコメントしたのに対して、
「かかあ天下で決定権もかかあ?」
との切り返しをはじめ、トークもチャットも盛り上がっていった。
いくつか紹介すると。
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男性社会x権威勾配 の壮絶な圧力
あと、日本企業が持つ「経路依存性」ですね。
社会人は心のどっかではまだ過去の成功や慣習にしがみついている感じはありますね。
例えば、良いモノ、良いサービスを作れば必ず売れる、とか。
男社会中心にくりまわして一定の成長を果たしてきた高度経済成長や、その後の日本の相対的な成長。
子どもがいる中で、転勤を経験しましたが、主人にも子ども達にもストレスを強いています。
こんなに迷惑かけてまで、自分のキャリアを優先させても良いのか?と自問しますよ。
私も社内の女性活躍推進員会に入っていますが、管理職を増やすために意図的な逆下駄運用を行い、管理職を増やすためのスポンサー役員制度を導入して増やす努力をしています。社外役員は過半が女性です。でもまだ途上だと言われています。現場の役員を増やす努力です。
私が勤めている会社には女性取締役がいますが、昭和の組織文化でガツガツ長時間労働をがんばってきたタイプで、必ずしも私たち世代の価値観をくんでくれているとは思いません。
日本企業はまだまだ時給制。働けば働くほど評価される文化は変わっておらず、育児負担を負いがちな女性は上がっていくのが難しいなぁと思います。
今の日本の社会で役員をやれる年齢(=50代)の女性が、今時の20−30代の女性のキャリアの参考にならない気がします。女性が役員になれば変わるものでもなく、男性役員がダイバーシティ意識を高める方が早い気がします。
クオータ制だと実力不足者にポジションがつけられる可能性もあり、会社にとってほんとうによいことか疑問です。女性達がポジションに耐えられる仕事の経験をしていって実力をつけることが何よりです。
「男性企業社会」の中に、社会から「DI」の圧力がかかり、男性による男性企業社会の価値観にかなった女性が、密室で登用されている現実もあります。結果、役員適齢期の男性、若い男性、女性3セグメントから不信感を持たれ、溜飲を下げているのは現状男性経営層、という風景を見ると、何だかなー・・・と感じる時があります。この遅々として進まない状況を打破する手法としては「クオータ制」も一考かな、と思っています。
韓国の場合は、近年、官僚や弁護士になる女性の比率が非常に上がっています。勉強は圧倒的に女性が強い状況であると思います。
逆に男性の場合は、兵役があるにもかかわらず、就職への優遇がないと思う人がいて、これは逆差別だと言っている人がいます。
ジェンダーの問題は、私見としては、どうすれば男女が平和的に、豊かな世の中を作るため協力しあえるかが重要だと思います。韓国はあまりにも葛藤が激しい状況なので、日本では平和的な変革が起こるといいですね。
定期採用の制度からジョブ型採用、国籍や性別を問わない採用と登用、中途採用が普通になっていけば、会社内のマネジメント体制が嫌でも変わってくると思います。
あとはジェンダーというか働き方に対する考え方に、世代間ギャップが有りますよね。
私は中間管理職として板挟みにあってます。
子育て中なので、効率的な働き方に賛成ですが…役員はスポ根系で長時間労働を強いてくる一方で、部下達は男女問わず多様な働き方を望んでいますよ。
あと5年でバブル世代がアラカンになり会社の中枢から離れていく。そうなると男女問わず柔軟な働き方(副業とか含め)が当たり前になる気がします。
デジタル革命も起こっているし、コロナでリモートワークが格段に進みました。ジョブ型雇用も進んできています
30代・40代で評価がその後の昇進(役職登用)に影響し、この期間の評価のされ方が長時間労働ありきである限り、男女問わず夫婦であればどちらかに子育て負担が偏ると思います。働き方、評価のされ方が長時間労働ありきではない企業では男女差がなく活躍されているように見えます。
新入社員から社長に教える機会があると役員の頭もアップデートされるかも。
Startup企業、ベンチャー企業は既に水平組織が当たり前で、副業も当たり前です。Silicon Valleyのstartupではだれもが正しいことを主張できる。しかし、プロフェッショナルとしての責任は当然問われます。ジョブ型になれば、どこにいても、性別の違いも、年齢の違いも関係なく、仕事のレベルで評価されています。ベンチャー企業型が日本も変えるべきです。
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業界も年代も国籍もジェンダーもチャレンジドも入り混じって、
ますますいい感じのコミュニティになりそうな予感がする。