三鉄リアス線鵜住居駅
三陸鉄道リアス線が開通して、釜石と宮古が鉄道でつながった。
ということは、釜石駅から鵜住居復興スタジアムまで、
汽車で行けることになった。
たとえば、東京から東北新幹線で新花巻駅まで行き、
釜石線に乗り換えて釜石駅まで行き、
三鉄に乗り換えて鵜住居駅まで行けば、
スタジアムはもうすぐ目の前だ!
5時間以上かかるけど(笑)
これより先に、東北横断自動車道がスタジアムのすぐ近くまで開通した。
花巻空港からスタジアムまで、
釜石市内に渋滞を作らず、市内から一車線の道を迂回して、
大量に人を運ぶことができるようになった。
これって、ラグビーワールドカップが日本で開催され、
その試合会場のひとつに、釜石が選ばれたから。
ワールドカップ効果で、これがなければおそらく、
鉄道も高速道路も放っておかれただろうね。
ほかの被災地と同じように。
公共事業がすごい恩恵を与えるってことが
改めてわかった。
昔からちょっと不便なんだよな〜、ってところに
道がつく、橋がかかる、ってことよりも、
これはきっと何倍もパワフルなことに違いない。
ワールドカップ呼んできたものの、
どうやって人を運ぶのか、
どこに泊めるのか、
それがまったく「解なし」だった釜石が、
ファンはは鉄道と高速道路で来てもらって、
釜石に泊まらなくても、ちゃーーっと移動して、
盛岡にも花巻温泉にも泊まればいいじゃん、
ってことになったんだもん。
正直、ラグビーより生活の復興が先だ!って
ワールドカップに反対していた人たちにとっても、
生活がより便利になったんだから、
こんないいことないよね、って。
釜石のラグビー関係者、市民のみなさんたちの
努力には心底尊敬する。
願えば叶う、ってホントにあるんだ。
(写真は増田久士さんから借りました。スタジアムの屋根が右上に見えててすてきです)