もはや「いじめ」の手前のはなし?
「いじめが原因じゃないのか?」
会議で市長が突っ込む。
黙り込む教育委員会。
総合教育会議(第1回)が昨日行われ、
傍聴席に座ってきた。
テーマは「不登校」。
会議には、市長、教育長、総務企画部長、教育委員会幹部、教育委員ほか。
中学校の校長やスクールカウンセラー、教育相談員、担当課長たちの「現場」からの報告があって、それぞれがそれぞれの現場で不登校対策、対応にがんばっている、ってことがわかった。
市長が「いじめは?」と突っ込んだのは、
報告の中の「不登校の主な理由」という項目で、
・無気力、不安
・生活リズムの乱れ、あそび、非行
・いじめを除く友人関係の問題
・親子の関わり方
(令和4年度調査)
とあったから。
調査は学校の教員に対して行われたもので、
先生からの回答では「いじめ」とは書かないだろうな、
それを報告する教育委員会としても「いじめ」とは言わないだろうな、と思った。
市長からの突っ込みで初めて、
配布資料に書かれてた上記以外に、
・学業不振
・教員との関わり方
・原因がわからない
なども子どもたちが不登校になる要因になっていると、
教育長が発言した。
そして教育長は、
「いじめによる不登校は、0.4%です」
と。
教員も教育委員会も隠してる、
と思う一方でわたしは、
「いじめ」=昭和と平成のいじめイメージ、
というのは時代遅れというか、
現状認識がアップデートされてないんじゃないか、
とも思った。
アンコンシャス・バイアス(意識しない偏見)、でもあるかも。
つまり、実は「0.4%」というのは真実で、
昭和平成の「いじめ」状態になるより前に、
人間関係にストレスを感じて学校にいけなくなる、
ということではないのか、と考えた。
もしそうだとしたら……。
どうすればいいんだろうか。