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エゴグラム:自己理解は他者理解につながる。

社会福祉士、介護福祉士、認定心理士のmuraです。

皆さんはエゴグラムってきいたことありますか?

エゴグラムは、心理学の分野で用いられる自己評価の手法の一つで、個人の性格や行動パターンを分析するためのツールです。
5つの要素のバランスをグラフ化して視覚的に表現します。自分の強みや課題が分かりやすくなり、

  • 自己理解の向上

  • 人間関係の改善

  • ストレスの原因分析

に役立ちます。

5つの自我状態

批判的な親(CP: Critical Parent)
規律やルールを重視し、厳しく評価する部分。
例: 「もっと頑張らなきゃ」「これは正しくない」。
養育的な親(NP: Nurturing Parent)
他人を思いやり、助け、保護する部分。
例: 「大丈夫だよ」「助けてあげる」。
大人(A: Adult)
冷静で論理的に物事を判断する部分。
例: 「これはこうだから、こうした方がいい」。
自由な子ども(FC: Free Child)
自由奔放で感情を素直に表現する部分。
例: 「楽しい!」「もっと遊びたい」。
従順な子ども(AC: Adapted Child)
他人に合わせたり、ルールに従ったりする部分。
例: 「言われた通りにしなきゃ」「叱られたくない」。

CPが高いと自分や他者に厳しくふるまっていないか。
NPが高いとストレスをためていないか。
Aが高いと機械的に合理性のみを重視して他者に冷たくなっていないか。
FCが高いと自分の好き勝手に考え、動いていないか。
ACが高いと他者に合わせすぎていないか。

そのようなことに注意を払えるようになります。
また、他者の傾向(例えば「あの人はACが高そうだな。無理してないかな?」など)も把握し、コミュニケーションに活かすことができます。

ネットで調べるとチェックシートが出ますので興味のある方は一度やってみてはいかがでしょうか。おすすめです!!

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