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ロマンチックすぎる夜に思うこと

夜、寝る前に夜空を眺めるのが好きだ。私の寝室には小さなベランダがある。1日を振り返り、いいことも悪いことも、その日あったことをベランダで夜空を眺めて思い返す。夜の空気は季節の香りがして癒される。

先日、いつもと同じように寝る前に夜空を眺めようとベランダに出た。いつもは無音でその時間を過ごすのだが、その日はなぜだか音楽が聴きたくなった。

そうだ。Louis Armstrong を聴こう。

素敵な音楽を聴きながら、ベランダに出た瞬間。

『!!!!』

目の前を一粒の流れ星が流れた。

私は笑った。

平凡な私の人生に、こんなにもロマンチックな瞬間があるのか。

素敵な音楽にまったりとした夜の空気。1日の労働を終え、体を休める前に夜空を見上げる。すると一筋の光の線が夜空に描かれる。

自分の人生の一瞬だとは思えないほど素敵であった。ロマンチックすぎて私には不釣り合いだなと思い、可笑しくなった。

人生のロマンチックなイベントであるプロポーズでさえ私の場合は全くロマンチックではなかった。

『プロポーズするからレストランとっといて』

これが夫からのプロポーズだった。私が思い描いていたプロポーズではなかった。

そんな私の人生の一瞬にふいに訪れたロマンチックな夜。この経験を経て、私は今までドラマの中で繰り広げられるありえないシチュエーションを冷ややかな目で見ていたが、あのような出来事が実際起こっている人がいるのではないかと思い始めている。

曲がり角を曲がった瞬間にぶつかって始まる恋。

結婚式で花嫁を奪い去る元カレ。

転校生が、あの時のあいつ。そして恋に落ちる。

壁ドン。


挙げたらきりがない。こんな経験をされた方いますか?気になって仕方がない。


#アラフォー女 #プロポーズ#壁ドン#ロマンチック

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