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小学校でおこなっている写生会にかんがえてみた。 その1回目

写生会の絵を紹介します その1


まだ私が三十代後半だったころの取り組みです。
当地方の学校では、毎学期ごとにテーマを決めて展覧会が行われます。1学期は海に関する絵画、2学期は自由絵画、3学期は版画。これに合わせて、各学校の図工の授業も計画的に構成されています。

その中で、2学期の自由絵画展覧会では、多くの学校が高学年に神社やお寺を題材とした絵を描かせていました。写生会で神社や町のお寺に出かけ、そこで建物や森を中心に描くのが定番だったのです。その結果、展覧会には「建物と森だけ」の絵がずらりと並ぶ状況になっていました。

「これって子どもたちにとって楽しいの?」
私自身、当時から疑問に思っていました。
「子どもたちは本当に神社仏閣に興味があるのだろうか?これでは子どもに盆栽を教えようとしているようなものだ。そんな絵を描かせて、果たして何が面白いのか?」
その疑問を、展覧会を主催していた年配の先生に思い切って伝えてみました。すると、先生は驚いた表情を浮かべながらこう反論しました。
「じゃあ、先生が何とかしてみてください。」

「ならばやってみよう!」
そう言われたからには、やるしかありません。そこで私が挑戦してみたのが、今回紹介する3年生の子どもたちの作品です。
図画工作という教科は、子どもたちの生活や感性をしっかり表現できる場であるべきだと私は考えています。そこで、「神社仏閣」というテーマを維持しながらも、子どもたち自身の生活や視点を反映できる方法を工夫しました。

「どうやってその絵を描かせたのか?」


その詳細は、次回のブログでじっくりお伝えします。
当時から、疑問に感じたことは遠慮せずに口に出し、「それなら自分でやってみよう!」と試行錯誤を重ねてきました。

文句を言うなら、自分でなんとかしてみる。当時からそんな思いは強かったです。

でも、人にそんなことは進めません。今だから言えますが、その結果、自分が出世から外され、家族にも迷惑をかけたからです。

悔しいけど、それが現実です。

ただ、今だからこそ、このことをおおっぴらにネットで公開していきます。これって、内部通報になるのあな・・・? それなら私は失職ですね。まあ、還暦すぎたからいいか。
写真については保護者会で伝え、承認は得ていますしね。
 
 
 
それはそれとして、今日から3回にわたって、子どもたちの絵を通して、その取り組みがどのような結果を生んだのか書いていきあす。お楽しみに!


小学3年生 2学期に描いた絵
小学3年生 2学期に描いた絵
小学3年生 2学期に描いた絵