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教育実習生に向けて作った資料の一つ 不登校について話をした


大学生の教育実習担当をしているとき、放課後の講義用に作った資料の一枚。


不登校をテーマに話をした。

といっても放課後に十数分で終わるようにしている。


不登校について

1. はじめに

今後、教師として不登校の児童・生徒と向き合う場面に出会うことがあるかもしれません。不登校の原因は多様であり、どの学校、どの学級でも起こりうる問題です。

もし、あなたの学級に不登校の児童が出た場合、どのように対応しますか?



2. 不登校への対応例

一般的に、以下のような対応が考えられます。

  • 家庭訪問
    → 直接会って話し、現状を把握する。

  • 手紙やメッセージ
    → 負担にならない範囲で、温かい言葉を伝える。

  • 友人に関わってもらう
    → 無理のない形で友人とのつながりを持たせる。

さまざまな方法を試みたとしても、すぐに目に見える変化がないのがほとんどです。そのため、対応する側が疲れ果てたり、焦りを感じたりすることも少なくありません。


3. 大切な考え方

不登校への関わりは、「大きな壺に水を少しずつためるようなもの」 です。

  • 取り組みの効果がすぐに見えなくても、児童の心には確実に何かが蓄積されていきます。

  • 何もしなければ水はたまりませんが、関わりを続けることで、いずれ溢れ、登校という形で現れることがあります。


4. 実体験から学んだこと

私自身、学級で不登校の児童を出し、様々な取り組みを試みました。最後には大きな変貌をとげ、登校するようになりました。その中で最も大切だったのは、

「最後まで信じること」

でした。

「この子はこの状況を乗り越えられる」と、確かな根拠はなくとも信じ続けること。それが結果として、児童に安心感を与え、前に進む力になったと感じています。


5. おわりに

不登校の児童がいたとしても、決して焦らず、諦めず、

「信じて待つ」

ことが重要です。

あなたも、子どもを信じて、ゆっくりと見守ってください。