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美術家の道を諦めない
こんにちは
アーティスト・社会起業家の芝辻ぺラン詩子です。
「なんとなくぼんやりと美術家の道を歩んでいませんか?」
日本では毎年千人ほどの学生が美術系学科(日本画、油絵、彫刻)領域を卒業しますが、作家活動を続ける人はごくごくわずか。
美大では「アーティストとして生計を立てていく道筋」を誰も教えてくれないからです。
どういうルートがあって、何を目指せばいいのか、具体的な指針がなければ、前に進めません。
闇雲に進んでも、遠回りなだけ。
すぐに数年、10年と月日だけが経ってしまい、情熱も覚め、様々な理由から作家活動を断念する方が多いというのが現状です。
せっかく親御さんが出資して、または奨学金を取って美大を出たのに、それで生活できないのは本望ではないですよね。
「趣味の範囲のアーティスト活動からは卒業する!」
私は、一人でも多くの作家志望者が満足のいく「アート収入を得られる」ように、美術家のための起業塾を主宰しています。
7月16日にアートマネージャーの熊谷薫さんをお招きして、「アーティストのお仕事モデル」という1day講座を開催することになりました。
今回の講座をやろうと思ったきっかけはこちらの論文を拝見したことがきっかけです。
https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2014/04/pdf/050-053.pdf
「芸術系大学出身者と労働」2014年 喜始 照宣 (東京大学大学院)
論文の最後を引用します。
「作品が良ければ誰かがドアをノックしてくれる、応援してくれる」訳ではないと A さんは語る。彼女も学生時代はそう思っていたが、実際は人柄やプレゼンテーション能力,そしてツテが大きく,人との付き合いが苦手だと語る A さんは大学時代の人間関係を生かし切れていないという。
さらに,大学時代にポートフォリオ作成等、「自分自身を見せるという術」を鍛えておらず,アート業界の仕組みも理解しないまま卒業したため,大学で作家としての基礎的・実践的知識を学ぶ必要があったと、当時を反省的に振り返っている。
喜始 照宣(東京大学大学院)
この一文にはため息しか出ないのですが、これは一個人にどうこうできる問題ではありません。
美大で、ポートフォリオ作成、業界の仕組み、契約書、コミュニケーション術を教えていないのに、Aさん個人が率先してそれを学ぶことは果たして可能だったのでしょうか?
私の主宰する講座では、これら作家として身を立てていくために必要な一つひとつを一人ひとりに丁寧にお伝えしています。
今回は特に「業界の仕組み」を知るために、アーティストとして生計を立てるために必要な知識の一つとして、二つのロールモデルを解説していきます。
ゲスト講師は、アートマネージャー、リサーチャーの熊谷薫さん。
行政や企業とも仕事をしながら、アーティストと手に手を取ってアートプロジェクトの運営にも携わる方。
ここ数年、地域のアート活動でお世話になることがあり、今回も講師としてお招きしました。
作家として生きる道を諦めないために、今学べることがある。
ロールモデルを知ろう。
どんなルートがあるのか、専門家からきこう。
いよいよ来週の開催となりました。
まだまだ募集しています。
ぜひ、ご参加ください!
お申し込みはこちらから↓