気分グラフを作ろう
自分を支配してる感情の存在に気づいてる?
「本音の感情」とは決してポジティプなものだけではないです。
ただ、「本音の感情」に気づけて受け入れられた時、きっと自分のことをまた一つ理解できた気がして安心もすると思います。
ぼくの場合は「怖い」という感情でしたが、本音の感情に気づけない時ほど、思考や行動は知らず知らずのうちにその感情に支配されていたりするものです。
支配されていることに気づかなければ、それをどうこうすることなど到底無理なわけですが、いったん自分を支配しているものの正体がわかると、意外とスルスルと対処の仕方が見えてきます。
例えばそれが「怖さ」なら、「怖さ」自体を薄めていく方向に取り組むこともできるだろうし、自覚的に回避したり、気持ちを切り替えようと試みることもできます。
それは「自分を支配する感情」をしっかり直視するからできることです。そのためにはまず、自分を支配している感情とはなんなのか?その正体に気づく必要があります。
気分グラフを作る
「自分を支配する感情」の見つけ方をお教えしましょう。
1日の終わりに、今日の出来事を振り返ります。
ノートに、気分0〜100(良い気分MAX)を縦軸に、横軸に時間として気分グラフを作ります。
グラフの傾きが上向きなところは一旦無視して、下向きのところに注目します。
その時の感情の変化と理由を書き出します。(なぜ気分が下がったのか?どんな気持ちになったから下がったのか?)
次に、グラフの傾きが上向きなところに注目します。
その時の感情の変化と理由を書き出します。(なぜ気分が上がったのか?どんな気持ちになったから上がったのか?)
1日の中で気分の上がり下がりにより多く登場してくる感情を見つけます。
その感情が「あなたを支配する感情」の可能性があります。
たとえばぼくの場合のある日のノートでは、
「お風呂の水垢を取ろうとスプレーをしておいたが取れるかどうか不安でテンションが落ちた」
「昨日と比べてブログのフォロワー数が減り、モヤモヤした。(きっとこれは不安なんだろう。)」
「先延ばしにしていたタスクを終えることができてほっとした。(ほっとしたということはずっと心に突っかかっていたと言うことだから、不安の一つだろう)」
「雪の中、子どもを幼稚園に送ることができて安心した。(安心したということは不安だったということだろう)」
このように、
不安の発生が自分の気持ちを下げ
不安の解消が気分を上げる
ことが目に見えてわかりました。
つまり自分の何となくの気分の上がり下がりに「不安」という感情が大きく関わっていることが、自分でよく理解できたんです。
気分の上がり下がりは行動に大きく影響を与えます。なんとなく気分が落ちているとおっくうになったりしますし、他人の話をよく聞けなかったりもします。判断を先延ばしにしたくもなります。
逆に気分が上がった時は行動的にもなりますし、前向きにもなります。それを左右する感情を特定することは、ぼくはとても大事なことだと考えています。
また、上の様に時系列で感情の変化を観察していると、自分の内面の変化だけでなく、体調や環境面の変化が自分にどの様に影響するか?も見えてきます。
たとえばぼくの不安は、疲労ともよく関係していることがわかりました。
疲労感と不安感が連動しやすいこと
疲労感があるときに不安への抵抗力が減る
などです。
それがわかったことで、それまで以上に体調管理を意識する様になり、不安に飲み込まれることも減ったんです。
自分の行動原理に納得がいく
「感情に支配されている」というと、それをダメなことだとかメンタルが弱いとか、そんな風に考えてしまう人がいると思いますが、「感情によって動かされているかどうか」でいえば、実際は結構な人がそうだと思うんです。
感情がなければ人はわざわざ働いたり、恋愛したり、悩んだりしません。思考で決めていると思ってもその思考の元となる良し悪しや判断基準をつくってるのはその人の感情です。
だから、もし自分を変えたい、自分の現実を変えたいと思うのであれば、そこに影響している自分の感情に着目するのは自然なことです。
自分の行動を突き動かしている感情の正体が見つかればきっと、いろんなことが腑に落ちていくと思いますし、自分の感情による行動原理に納得できれば、「ではどうするか?」ということも、きっと落ち着いて考えていくことができると思います。
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