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手放す手放す、という執着

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自分の感情にどう反応するのか

たまに昔使っていたノートを振り返ることがあるのですが、数年単位でノートを書いていると、後から見た時にけっこう気づきがあります。

↑このノートも3年くらいは続けている気がするのですが、面白いのが、書いてる内容があまり変わってないことです(笑)。

ほんとに一字一句同じことで同じ様にイライラしたり、同じことで罪悪感を感じたり、同じ様に怖がったり、それは後から振り返った時にわかることなんですけど。

ある程度大人になったらもうそれ以上は感情は成長しないのだなーというのがよくわかります。

では何が変わったのだろうと考えてみると、それは、「書き出した時の反応」ではないかと思います。

ノートを書き始めの頃は、紙に書き出されたネガティブな感情を見て、「自分はダメな人間だ」という思考が湧いてきたり、「どうにかして前向きにならないと」と、気持ちを切り替える方向に「〜ねば思考」が湧いてきたりと、ノートを書くだけでも辛くなってしまう状態でした。

ただ昨日も同じ様にノートをしたんですけど、もう自分の中ではお風呂や歯磨きと同じくらい生活のルーティンになっているので、感覚的には寝る前に子どもと今日の出来事を振り返るくらいの軽い気持ちです。

ただ書き、ただ見る。以上。みたいな。これで十分な棚卸になります。

ただ書き、ただ見る

一言で言うと、「自分のどんな感情もあって普通」と思っているので、出てきた感情を見てまた感情が反応したり、良い悪いとジャッジをすることもなくなりました。

5年前のジタバタぶりからすると、そういう意味では成長したのかなと思います。

気持ちは消そうとするほど消えない

ぼくの中ではもう当たり前になりすぎて聞かれないと気づかないことがあります。

それは、感情スキル低めの人は、「この感情を消すにはどうすればいいか?」といつも考えていることです。

こう聞かれると、感情を消そうと普段考えることがなくなってしまったので、思わず考え込んだりしてしまうのですが、それは相手の質問に引っ張られてるなーとふと我に返って気づきます。

ぼくが自分の感情と向き合い続けてすごく実感していることは、「気持ちは消そうとするほど消えない」ということです。

嫌いな人を嫌いになっちゃダメと思うほど嫌いになりますし、お金欲しいと思っちゃダメと思うほどお金に縛られますし、不安は見て見ぬふりするほど大きくなります。

消そうと意識すればするほど、逆にその気持ちは大きくなります。

「消そう」と意識するほど消えないのが気持ち

ではどうすればいいかというと、思ったことを思ったままにまずは書き出し、認めることだと思います。

「あ、ムカついたわ」
「私もお金欲しい!って思ったわ」
「めっちゃ不安なんだ」

ただ思うままに。気持ちのままにそれを出し、認めることだと思います。

それに慣れていくときっと、それがただの感情であることに気づくはずです。ただの感情、されど感情ですが、それでもただの感情と感じられる様に少しずつなっていくことが多いと思います。

手放す必要はない


罪悪感を手放すには?

  • 執着を手放すには?

  • ブロックを手放すには?

「手放す=開放」のように思うかもしれませんがぼくはそうは考えないようにしたいと思うんです。

手放せなくても縛られなければいいのです。

例えばぼくの家には、使っていない家具があります。結婚〜子どもが生まれる前って、まだ子どもがいる生活がイメージできないので、家具のサイズとか間違って買っちゃうんですよね。

でも結構な値段がしたので手放すにも手放せずもうかれこれ5年くらい、納戸に置いてあるリビングテーブルがあります。

ここでぼくが5年間、「あのリビングテーブルを手放したい!!」と気持ちのエネルギーを使っていたら、それはすごい消費エネルギーです。

でも考えるのは年末の大掃除くらいで、あとの363日くらいのリビングテーブルは、手放してないけど特に害もないのです。

感情もそれと一緒です。最初は目につくかもしれません。「今すぐ手放さなきゃ!!」と鼻息が荒くなるかもしれません。忘れようとすれば余計に忘れられないでしょう。

そういうときは、「いますぐ手放そうとせず、とりあえず放置しよう」くらいの気持ちでいいと思います。

手放せなくても、縛られなければいい

絶対にどかさないといけない時がもしかしたらくるかもしれません。でもその時にどかせばいいだけのことです。

だってそれは「手放したい!」という囚われではなく、ほかの優先度の高い事項が自分の中に見つかった時だからです。



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