昼に大阪から福岡に行きたいと思い立ったのでその日中に旅に出た話
たまたまその日は12時すぎに起きた。
普段は一日を無駄にするのが嫌なので遅くても9時には起きるが、前日に米子まで日帰りで行って終電で帰っていたのでかなり疲れていた。
朝起きて。ふと。
そうだ、福岡にいこう
と思い立った。
思ったのはいいもののお腹がすいたので暢気にお昼ご飯を食べることにした。
食べてる最中に弟が起きてきて、一緒に食べることになった。
昨日こんなところ行って、やくも乗って、なんて、写真を見せながらいつも通りに談笑。
時刻は13時を回ろうとしていたので、
「なあ、福岡旅行行くとしたらどんなルートで行く?」
と聞いた。
弟は旅のプロである。
鉄道網は知り尽くしているし、フェリーだの観光だのにとても詳しい。
優しいので仕事終わりに向かっても間に合うルートとか鉄道詳しくない友達と行くルートとかいろいろ考えてくれた。
弟「ところでさ、姉ちゃんはだれと行く予定なん?」
私「あ…え、ひとりかな?」
弟「いいねえ、時間に縛られないしね。いつ行きたいの?仕事慣れたぐらい?」
私「明日かな。」
弟「…明日!?うかうかしてられへんやんか!!!俺電車の時間とか調べるから姉ちゃんは観光地調べて!!!」
と、そんなこんなで弟が旅の協力をしてくれることになった。
普通だったら明日行くって言って止めるはずなのに止めないあたりが肝が据わっている。
血を感じた。
新幹線で行ってもいいが面白くないのでフェリーで行くことにした。
そう、フェリーで明日福岡着の便ということは今晩中にでるということである。
この時点で14時。
すぐに今晩の20時前発のフェリーをとった。
全国旅行支援があるのでどうやら90分前に行かないといけないらしい。
ということは家を出る時間は17時。
3時間弱しかない。
ここで弟がサークルで家を出ないといけないので行ってしまった。現地の時刻をだいぶ決めてくれたからとてもありがたい。大感謝侍。
あと最低限決めなければならないのが宿と帰り。
そんなことをいっても旅行シーズンの1日前の宿なんかまったく取れない。
ていうか、無い。
結果2時間ぐらい探したがいいところが無く、行きのフェリーしか予約を取らない状態で家を出た。
もう何が起きているかさっぱりわからない。
一言で言うと混沌。
家を出る前になにか忘れていることがあるなと思っていたら母親に連絡するのを完全に忘れていた。
ので怒られるの覚悟で一応LINEをしておいた。
何故か母は順応している。
普通もっと驚くだろ。
昨日は鳥取いたんだぞ?
後々聞いてみたら母親も同じぐらいの歳の頃、朝起きて旅行に行きたいと思ったので荷物を詰めて空港に行って行き先をそこで初めて決めた一人旅をしたことがあるらしくとても血を感じた。
なにも決まらないままとりあえず船着き場へ。
船で旅行なんて初めてだからドキドキする。
しばらくご飯を食べたり橋を見たりして普通に船を楽しんだ。
この喜びを共有できないのがさみしいところだったがそれ以上に上回る期待感で溢れていた。
ここで問題が発生する。
寝床では電波が通じない。
いや~~~~~~~、そんなことあります?
電波悪いかなあとは思っていたけれども。
室内の展望デッキだけがギリギリ電波が通じたのでそこで明日の計画と宿を探すことに。
女の子が一人でいる、ということでよくわからん連中にめちゃくちゃ話しかけられたがノイキャンのイヤホンで聞こえないという設定でフル無視した(耳が小さすぎてノイキャンにならないという悲しさ)
宿は正直泊まれればなんでもいいから適当に出てきたところを予約した。
明日の時間も調べてある。帰りはなにもとってないけど。
そんなこんなで2時前に就寝した。
朝起きたら予想以上に進んでいて船を余すところまで楽しめなかった悔しさで溢れた。朝日とか、見たいだろ。
8時半頃、新門司についた。
ここから門司港へと目指す。
新門司から門司港は名前は似ているものの山の反対側だったのでどう行こうか思案していたが、ありがたいことに空港から無料シャトルバスが出ていた。
無料 is ありがとう。
門司港に到着。
時刻は10時。
本当に福岡に着いてしまった。昨日のこの時間はまだ寝てたのに。
門司港のあたりは懐かしい建築物が多々残っているのと鉄道記念館があり、事前に船で調べていたので存分に楽しむことが出来た。
なにやら焼きカレーが有名らしい。
調べてみると近くにジャズ喫茶があり、器がパンの店があるらしかったので開店直後に行った。
Kobe coffee jam sessionというイベントを企画して以来ジャズとコーヒーという組み合わせを聞くだけでわくわくするようになっていた。のでなにかと都合が良い。
焼きカレーはシンプルなのかと思いきや、上の蓋がガーリックトーストだったり中に卵が入っていたりと幸せな1品だった。
これを食べに来るというだけでも来た甲斐が有る。
帰り店を出る時お姉さんに、
「関西から来られたの?」
と聞かれた。
一言二言しか発してないのに関西とバレてしまったのは何故なのか。
よっぽどイントネーションが関西弁だったのだろう。気を付けよう。
関門トンネルを渡って、戻り、博多駅に向かうことにした。もちろんソニックで。
ソニックが乗りたくて時間を調べていたが、来たのは白のソニックだった。
青のソニックが乗りたかったので事前の下調べの甘さに悔いることとなった。
博多駅でななつ星と或る列車が来ることはリサーチ済みだったので2つとも遭遇することが出来た。
ななつ星は鉄道を好きになって最初に知った列車なので一人で号泣していた。
周りから見れば変な人だったと思う。
夜ラーメンを食べて
福岡城で桜を見て
繁華街のホテルに向かった。
時刻は21時。
弾丸にしては詰め込みすぎている。
疲労困憊。
ただ急に思いついたにしてはめちゃくちゃ充実しているのでは無いか。
直ぐに風呂に入って寝た。
次の日の予定はある程度決めているがきっちり時間まで調べている訳では無い。
しかも何時に帰るかも何で帰るかすら決めてない。
寝るなよ。
ちなみに泊まったカプセルホテルの外観が凄かった。
ネコチャン
翌日起きて、みたらフロアに女性は私だけだった。出てくる人みんな男性ばっか。
直前で取るからこんなことになるんだよなあ。危ない危ない。
危機管理能力の欠如に自分でも驚いたが寝れたので良しとします
電車に乗る前に近くの珈琲屋さんでチーズケーキとケニアをテイクアウトした。
私の食事は終わっていますが、私は管理栄養士なのでプロの私が良しとする限りこの食事は良いのです^^
とりあえず大宰府に向かうことに。
なんか福岡の観光ってこれしか知らんかったから。とりあえず行くしかないでしょ。
けど改修中だったのでまた来いよ‼️って言われたような気がした。
ついでに近くの竈門神社とか商店街をぶらっとして、博多駅方面に戻って第2の目的のカフェ巡りをすることに。
ちなみに第1の目的はななつ星見ることでした。
けどあんまり遠くに来た感が無く感動が薄かったのは事前にそんなに調べてなかったからだと思う。ただのカフェ巡りで終わっちゃった感。
もう夕方の16時。
さすがに帰らなきゃと思ってここでやっと帰りの新幹線を取って帰りました。遅いのよ。
帰り駅メモっていう駅をとるゲームをしながら帰ってたら一瞬でついてさすがにビビりました。
福岡旅行、~完〜 です。
一人で行くメリットとして自分の趣味を詰め込んだ旅ができることだけど、デメリットは感動を共有できないことだなあと思いました
とはいえ自由人で人と合わせられないのでめちゃくちゃ楽 ハイパー楽
またどっか行きたいなあと思う所存です
いいとこがあれば教えてくださいフッ軽なのでどこでも行きます(オチも特にない)
よく行動力があるねって褒めて頂くことが有難いことに増えたが、今回で行動力じゃなくて衝動性に乗って行ってるだけだなあと痛感しました
衝動性と先延ばし癖には困っちゃうね
それでは。
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