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【22日目】ピラミッド自然発生説!?(セカイのトリセツ)

◆エキスパート編の究極奥義とは

 癒やさない! 霊感ゼロのスピリチュアル理論『モトの話』エキスパート編でもずいぶんいろいろな話をしてきましたが、今回からちょっと方向性が変わります。というのも、今まではこのセカイの「仕組み」の話をしてきましたが、今回から「なぜそんな仕組みがあるのか?」という話になっていきます。具体的には、前回予告した通り

【神さま】

と僕が呼んでいる「何か」の話です。

 この【神さま】という概念は、モトの話の究極奥義の一つです。この概念無くしては、モトの話そのものが成立しません。ですから、言ってみればエキスパート編もここからが本番のようなものなんです。今までの内容もかなり複雑で高度だったのではないかと思いますが、ここからは上級編とエキスパート編のここまでの知識をフル活用して進めていきます。覚悟してくださいね……。

 では参りましょう。今回は「セカイの仕組み」というものが
「デキ過ぎている」
という話です。


◆ピラミッドは「ただの山」!?

 さて、地球上には「よくできた遺跡」がたくさんあります。とりわけ有名なものでしたら、エジプトにある『ギザのピラミッド』なんかがそうです。
 ピラミッド、スゴイですよね。何って大きいですよね。幅は230メートル、高さは146メートル(ウィキペディア調べ)で、宇宙からも見えるんだそうです。
 他にも、四角形の各辺がきちんと東西南北になるように設計してあったり、内部に小さな通路が無数に作ってあったり、完成したあとに入り口が岩で閉じる仕掛けになっていたり、とにかく信じられないくらいよくデキているんです。約5000年前に造られたとはとても思えない精巧さなんですよね。

クフ王のピラミッド(ギザ:エジプト)

 それで、です。
 たとえばこれが現代科学で

これは自然発生した山です

と説明されたらどうしますか? 信じますか?
 ……無理ですよね(笑)。どう考えても『誰かが作ったもの』にしか見えません。幾何学的すぎるし、それに「仕組み」があるからです。

 他にも、イギリスにある遺跡『ストーンヘンジ』なんてのもロマンたっぷりです。これはイギリス南部にある巨石群で、巨大な石の柱が円状に配置されている遺跡なんです。
 このストーンヘンジ、誰が何の目的で作ったのかが今でもハッキリ分かっていません。おそらく3000年以上前に作られたのだろうとされていますが、誰が作ったのかについては全く資料がなく、今でも謎に包まれています(ウィキペディア調べ)。
 このストーンヘンジも良くできていて、単に石を並べたものというだけではなく、夏至の日に太陽が昇る位置を正確に示しているのだそうです。このため、おそらく高度な天文学の知識をもとに作られているのではないか? とも考えられています。

ストーンヘンジ(イギリス)

 それで、ですよ。
 これなんかも「洪水かなんかで流れ着いた巨石がたまたまこの形に並んだものです」という説明が「できなくはない」んです……誰が作ったのかはっきりしないんですから。
 でも「そんなわけないでしょ!」って思いますよね? 明らかに人工物ですよコレ。だって「仕組み」がありますもんね。


◆考古学という学問と宇宙全体の「仕組み」

 このように、有名な遺跡のうちたった二つを取り出してみても、それが「雨風や波や地震などの自然の働きで勝手にできました」と言ってしまうにはあまりにも「人工物」過ぎるんです。だからこそ僕たち人類は、考古学という学問でこれらを「人工物」として扱い、どのように造られたのか? 誰が作ったのか? を調べてきたわけです。

 そこで、です。

 前回まで21日分もかけて、僕たちが今実際に生きている「この場所」の『仕組み』を考えてきました。そして新しい概念である『モト』というものを通して考えると、それらの『仕組み』がどういうものなのか? どのような働きがあるのか? ということは一通り説明できてしまったのではないかと思うのです。総じて、このセカイには、僕たちが想像するよりずっと複雑で、意味のある「仕組み」がたくさんあることがわかりましたよね。

 今まで人類は、なんと……こういう『仕組み』をもったセカイが

「自然のチカラで勝手にできました」

と考えてきました!! もしかしたら、読者のあなたも、今もそう信じていらっしゃるのではないですか?

 ですがここまでの『モトの話』を振り返って考えると……こんなにもよくデキた『仕組み』をもつ「セカイ」というものが『偶然の自然な働きで勝手にできる』と簡単に考えてしまっていいのだろうか? と思うのです。
 時間・空間・モト。それらをアニメーションで表現する「セカイ」。そしてその中に存在する「生命」という仕組み。こんな複雑な「機構」が誰の意思も介さずに勝手に自然発生するなんて、むしろちょっと考えづらいのではないかと僕は思っています。

 すなわち……僕はハッキリと確信を持って

『このセカイにはデザイナーがいる』

と考えています。なぜならそれこそピラミッドのように、明らかに誰かが考えて設計した『仕組み』があるからです。だから考古学の手法で、誰がどういう目的で「作った」のかをきちんと検証すべきだと思っています。


◆それは『誰』なのか?

 そしてさらに、その「機構」の中にある『時間軸』というもの……そこには終わりに向かう「シナリオ」があるんでしたね。このシナリオというものは、確実に「宇宙のケツ」が来るようにきちんと計算されて『書かれて』います。なぜならケツが決まっているので「段取り」がしてあるから、でしたね。

 つまり……こういうことです。

『このセカイにはシナリオライターがいる』

 これら二つの「予想」をまとめると

  • このセカイには構造の「デザイナー」がいる

  • このセカイには歴史の「シナリオライター」がいる

ということになります。ではそれは一体……何者なのでしょうか?


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日南本倶生(みゅんひはうぜん)
「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)