Stylish Speedrun Showcase 4th に星霜鋼機ストラニアで参加したレポ
挨拶
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むんべです。ドラムンベースの妖精です。はがね / フェアリータイプです。
今回は、Stylish Speedrun Showcase 4th に星霜鋼機ストラニアで参加したレポートを書きます。タイトルに偽りなし。
以下、イベント名はSSSと略したり、ゲーム名はストラニアと略すことがあります。
それではやっていきましょう!
応募のきっかけ
2022年末のRiJでクッキークリッカー100万枚RTAトーナメントの主催を務めたしたいさんがSSSの運営に携わっており、応募して! と、ものすごーーーーくアピールしてたので応募しました。
星霜鋼機ストラニアを選んだのは、自身がまだイベントで披露していなかったこと、スーパープレイの応募も受け付けていた(このカテゴリはダブルプレイでの1CC狙いが主で、RTAとしては捉えていなかった)こと、台詞無くあえて多くは語らないストーリー展開や美麗な3Dグラフィックがとてもスタイリッシュだと思ったことからです。
応募の際『ゲームのどこがスタイリッシュか』をアピールする必要があり頭を悩ませましたが、結果的に応募が多く倍率の高い中でも当選していたので、このあたりも上手くいっていたのかと思います。
このゲームを知らない人にわかりやすくアピールすることに頭を悩ませた分、Twitterでの宣伝や、本番で使う台本のゲーム紹介部分に流用できたのは思わぬ収穫。
スマートに魅力を伝えられる文を考えるのは大事だと思いました。散々各所で言われてることではありますが。
応募から当選まで
応募したはいいものの、SSSは大きめのイベントなのもあり、応募されているゲームの量が多い!そして応募内容から感じる皆様の熱量も半端じゃありません。
当選倍率たっけぇ!
応募者の自分からしても、どのゲームもイベントで観てみたいものばかり。
正直自分が受かる自信は無く、受かったら儲け物ぐらいの気持ちでいました。
そんな中やってきた当選発表。
受かったら儲け物とは思っているものの、この瞬間だけは緊張します。
(しゃぶしゃぶ食べながらガッツポーズ)
自身がガチで取り組んでいるSTGでのイベント当選、俄然気合が入ります。
当選後、周囲の反応と解説探し
私はSTG好きとして、Twitterではかなりの同好者をフォローしています。
その中にはストラニア大好きな人が多数、中には元スコア全一、現スコア全一、攻略DVD作成者という方もいらっしゃっており、色々な方にRTAイベントでストラニアが見れる! と好意的な反応をして頂きました。いやー嬉しい。
そんな中ストラニアの解説募集をしたのですが、すぐには立候補者は現れず。
流石に条件が厳しすぎたか……とは思ったものの、まだ慌てるような時間じゃない、と言うこともあり、この条件で様子見。
数日後、旧知の仲であるLienさんからお声を掛けて頂き、ストラニアが好きでダブルプレイ経験があるこの方しかいない! となりスケジュールも含めた交渉成立。
Lienさん自ら解説の台本を書くという提案があり、解説はほぼ丸投げで任せることに。
早めに解説が決まったことと合わせて、おかげさまで練習に集中できました。感謝しかない。
続いて本番までの練習の話をしたいのですが、その前にどうしても説明しなければならないことがあります。
ストラニアの仕様について
ここで本番ではあまり語れなかった、ストラニアのゲーム難度とエンディングについて説明します。
ゲーム難度はノーマル、ハード、エキスパートの3種類、当然後に行くに従って難しくなります。
ここまでは(アケSTGには珍しいですが)STGにはよくある話。ですがここからが問題です。
ストラニアは、ハード以上じゃないと真ボス(7面)が出現せず、エンディングが流れません。
更に、真ボス戦はコンティニューが出来ません。
今回はカテゴリがダブルプレイなので、2キャラとも生き残った状態でのクリアを目指す必要があります。
どちらか片方でも残機が残り少ないまま7面に突入し、ゲームオーバーになってしまうとその時点で2キャラ生存時の専用エンディングを出すことができません。
なかなか厳しい仕様です。
それを踏まえて練習の項をどうぞ。
本番までの練習
そもそも応募動画に使用したプレイは、2,3年前に残機数デフォルト設定で数十回挑戦し、たまたま上手いこと繋がってクリアできたプレイでした。
そんなこともあり、本番一発勝負でのノーコンティニュークリアは奇跡が起きない限り無理だという判断をしています。
応募時からそれは見越していたので、今回は初期残機を3から9に変更してスタートとという形を取らせてもらい、当選時は流石にこれならクリアできるだろうと比較的安心していました。
……はい、思いっきり油断していました!
当選が決まってから久々にプレイしたというのもありますが、残機9と通常より6回も被弾が許される中、それでもクリアがギリギリになることが多数。
6面でわざとミスをしてからコンティニューすることで残機を9に回復する手段もありましたが、それはあまりにもダサい! プライドが許さない!
と言うことで、既にかなり突き詰めたと思っていたパターンの見直しを余儀なくされます。
このカテゴリは先駆者がおらず、ダブルプレイと条件がほぼ同じになる2人プレイの動画も僅かしかありません。なんでこのゲームリプレイ機能無いんだ!
ほとんど参考になるものがないまま、手探りでのパターン模索。
ですが、かつてそのような環境で全一になるまでゲーセンでスコアを詰めた時代を思い出し、燃えてきます。やってやんよ!
わずか1ヶ月程度の練習時間しかありませんでしたが、それでもやればやるほど、考えれば考えるほど、みるみるパターンが良いものになっていくじゃありませんか。昔の俺何してたん。
1ヶ月の間に、残機9スタートならクリア率は限りなく100%近くに。デフォルト設定で開始してもクリア出来るほど被弾が少ないプレイも7,8回(確率として20%程度)ほど出すことができました。デフォルト設定クリアは流石に難しいとはいえ、ここまでよく詰めた。流石俺、天才。
これ以上ない解説役と十分な練習量が揃い、万全の体制で本番に臨みます。
本番
イベント当日はオンスケで進み、19時ごろにLienさんと合流。
出番は20時の予定で、19時半頃にスタッフに呼ばれ打ち合わせ中のこと。ふとイベント配信画面を見ると前走者のユートロピーさんがスタイリッシュな弾避けをバシバシ決めていて。
d('n')b「あ、ユートロピーさんGGしてる」
EST1時間に対し35分で完走。弾幕地獄をまさかの2回抜けはあまりにも強すぎる。
自身で企画したイベントを含め数々のイベントでユートロピーさんの活躍は見ていましたが、今回もバッチリ決めてくれました。今イベントのSTGゾーンとしての完璧な先陣、格好良すぎ!
大幅に早まった自分の出番ですが緊張は程よく。
ここまできたら、後は自分を信じたプレイを披露するだけです。
最終的には残機が9-10の状態でクリア。
これは初期残機を増やさなくても2-3余る数です。つまりぶっちぎり余裕を持ってのクリア。
本番一発勝負でこのプレイ、ほぼ完璧。
そりゃ完走した感想で「俺上手ぇ〜」って言うわ。
この結果は解説を任せてゲームプレイに集中できたおかげでもあります。ありがとうLienさん!
とはいえ、ミスした箇所はいくつかあって。
武器パターンが崩れたのは2面と5面。
それぞれボスに対する攻撃の要となる武器が無く、倒す時間が数秒ずつ遅れたものの渾身のアドリブ回避が炸裂。双方被弾無しでの突破に成功。
4ボスのパンチが避けれなかったのは単純に凡ミスですね。
6面の奥スクロールレーザー地帯はもはやランダムすぎてミスも致し方無しなところはあります。
運要素の強い7面ボスはまさかのデレデレ。余裕でノーミスできました。タイム測ってたらステージベスト出てるんじゃないかな。ありがとうヨセミテ!(敵パイロットの名前)
完走した感想では、Lienさんのイケおじ好きアピールが炸裂。実際ヨセミテは設定からしてイケおじ。
キャラ紹介、見てくれ。
あとこれ。
イベント公式アカウントからの完走ツイートなんですが、エンディングのこの瞬間を、こちらからリクエストしていないのに切り抜いてくれました。
2人揃っているこのエンディングのイラストを自力で見たいが為にこのゲームのダブルプレイをしていたところもあるので思わぬ感動でした。
この時間のTwitter担当の方、本当にありがとうございます。
終わりに
イベントで、大勢の人の前で、自分の好きなゲームをこだわりを持ったプレイスタイルで披露する。いやープレイヤー冥利に尽きますね。
このような素晴らしいイベントを開催して頂いた運営の方々、スタッフの方々、当日ご視聴コメント頂いた方々、ありがとうございました。
振り返り配信をしたところ、ストラニアのグラフィックや演出がカッコいい点、ダブルプレイということで操作の面で驚いて頂いたコメントが多く、楽しんでくれたようで嬉しいです。
ダブルプレイについては過去にnote記事を書いたりしたので、そちらも是非読んでください。
実はダブルプレイは(勿論練習は必要だけれど)、人外にしかできないようなものではないんだよ! と精魂込めて必死に説明したものになっていますので。
星霜鋼機ストラニア、決して簡単なゲームではないですが、是非遊んでみて下さい。
今回はこの辺で。
d('n')b
おまけ
イベントの次走者だったamountさんの『Getting Over It with Bennett Foddy』、事前にクリアタイムをカップ麺タイマーとして使ってと仰っていたので
使いました。