栽培の準備
2月に入り栽培の準備がぼちぼちはじまっている頃でしょう。
必要なのは以下の2つです。
1 土づくり
2 種もしくは苗の準備
土づくり
ここで必要なのは3点です。pH調整と肥料分と土質です。
◯ pH調整・・・ほとんどの野菜は中性を好みます。土の酸度を測ってみて、酸性ぎみなら、苦土石灰を撒いてかき混ぜます。植える10日前ごろがいいです。じゃがいもは酸性を好むため苦土石灰はいりません。
◯ 肥料分・・・油かすか米ぬかを土に撒いてかき混ぜます。植える10日前ごろがいいでしょう。事前にぼかしを作っておいて土に混ぜるのも良いでしょう。
ぼかし・・・事前に作っておくマイルドな肥料。ぼかし肥料にはいろんなレシピがあります。米ぬか1:腐葉土1や、米ぬか1:籾殻2など。また、海藻や貝その他いろいろ混ぜて作る方もいます。それぞれの農家さんに秘伝のレシピがあるのです。作っておけば土に混ぜて、はい。直ぐに種まき・定植ができます。
◯ 土質・・・雨が降ったり水をやるとドロドロで、乾くとガチガチになってしまう土質は良くありません。籾殻くん炭や他の土など混ぜて、ふかふかの土にしましょう。
種の準備
種蒔き前に日にあてたり、水に漬けておいたり、冷蔵庫に入れるなどで、休眠打破しておくとよいです。種の種類によっても違います。直まきに向くもの、苗を作ってからの方がよいもの。野菜の種類に応じて育苗しましょう。
苗の準備
事前に土づくりをした土を使います。ポットに土を入れ種を撒き上に新聞紙を被せて、十分に水やりします。直接水をやると土が固まってしまい発芽しづらくなることの予防です(出芽したら新聞紙はどけます)。種から発芽はデリケートです。温度は、透明の衣装ケースを簡易ビニールハウスとして使いましょう。日当たりの良い場所に置いて水やりを定期に行い、暖かく湿度がある状況にします。
直接畑で育苗する方法もあります。事前に土づくりをしておいた畝の一画に育苗用スペースをつくり、そこに種を蒔きます。トンネル支柱とビニールで保温しましょう。水をやり保湿も大事です。さらにパオパオか不織布を出芽までかけておいてもいいでしょう。
苗づくりがうまくいかなかいときは、再チャレンジ。または迷うことなくホームセンターなどで購入しましょう。
2月中下旬から3月にかけて、夏野菜(ナス トマト ピーマン シシトウなど)の育苗時期です→ゴールデンウィーク頃定植。
また3月中旬じゃがいも・キヌサヤ・菜葉類・ネギなどの直まき(ネギは定植も)、4月ダイコン・ニンジン・ゴボウ、下旬は里芋などの直まき(里芋は芽出し後の定植も)の適期が訪れます。
注:地域によって適期がそれぞれズレます。今年は暖冬のため、前倒してもいいかもしれません。お彼岸ごろの寒の戻りを見ながらの判断にもなります。
また出遅れても、夏野菜の育苗のチャンス期間は長いです。長く収穫するために、農家さんも時期をずらして育苗していきます。
上手くいったらみっけもの。失敗しても貴重な経験。今年も野菜栽培、無農薬自給自足を楽しんでいきましょう。
米ぬかは、コイン精米所で無料でくれるところがあります。また、お米屋さんに連絡すると、1袋約15kgを150円から300円くらいで譲ってくれます。油かす・苦土石灰は量が欲しいならホームセンターで、少量ならセリアで販売しています。
コンパニオンプランツ(共栄植物)として、マリーゴールドはおすすめです。(ダイソーで2袋100円で、去年は発芽率90%以上)↓
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