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すきな文章


この間、夜中にベッドで本を読みながら泣いた。

読んでいたのは、
町田そのこさんの『夜明けのはざま』という小説。

たまたまブクログで見つけて、
表紙と紹介文に惹かれて買ったものだ。


最近はエッセイにハマっていたので
小説を読むのはひさしぶりだったけど、
どんどんと世界に引き込まれて
気付けば4日で読み終わっていた。
あっという間だった。


本の中には
目には見えない人の心のうちの思いや、
人生のなかにある儚さが
あちこちに落ちていた。

その言葉たちが
頭の中に広がって、
心をぎゅっと掴んで離さない。

悲しいのか、辛いのか、
悔しいのか、羨ましいのか。
歯がゆいけど、
読むたびに心が凪んでゆくよう。


🌿


思いを馳せるというのは
こういうことなのかもしれない。


物語との共通点が
自分の心のどこかにあって、
はっきりとは分からなくても
そっと包み込んでくれるようで
言葉の奥にある、あたたかさを感じた。

📖

そんな感想を書いてから、
町田そのこさんの本を読んでもう5冊目になる。


好きな文章って、こういうことかもなぁ。
素敵な世界に浸れるって、素敵な時間ね。

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