世界が愛で包まれてますように
エヴァンゲリオン。
エヴァってなんだか昔からの熱烈的なファンの人がたくさんいて、同級生のオタクの男の子たちがハマっているアニメだと思っていた。
わたしは別に特別アニメが好きなわけでもないし、なんだかアニメを好きって言うと「オタク」と思われそうで恥ずかしかった。
大好きなアニメ「カードキャプターさくら」でさえも、すごい好きなんだよね!!と他人に熱弁したことはない。
このご時世になって、
時間が有り余った。
友達と遊ぶことも仕事終わりに飲みに行くこともできなくて、おうち時間を推奨される今
趣味がないわたしにとってできることとなれば、テレビを見たりNetflixをみることだ。
緊急事態宣言下、金曜ロードショーでやっていたエヴァンゲリオンをなんとなく見た。
なんだこれは、意味がわからない。
実際見てる時に寝てしまったりしていたし
ただでさえよく分からないのに、ファンの人たちの頭にも???が浮かぶQなんて本当に意味がわからなかった。
でも、せっかくだし14年間という長い年月続いていたアニメが終わりを迎える。ということで映画も観たいなと思った。
そしたらこれがもう
すんごかった。
すすすすすすすすんごかった。
こんなに意味がわからなかったのに、強く心に訴えかけるメッセージがあったなんて…
衝撃だった。
何日も余韻に浸れた。
世界が愛で包まれてぽかぽかしたものになってほしいと思った。
かなしみ、孤独や喪失感を強く味わった経験がない人にはあまりしっくりこないものなのかもしれないが、きっとこれが人間の本質なのだろう。
でもきっとみんな辛い経験や大切なものを失った経験が1度はあると思う。
大袈裟に描かれているかもしれないけど、やっぱり人間ってどこかで「愛」を求めている。
それが親だったら恋人だったら友達だったりと形は違えど最終的にたどり着くのは愛情なのだ。
好きな人なのだ。
そしてこの映画の主題歌も
すんばらしすぎる。やっぱり宇多田ヒカル大先生はすんばらしかった。
なんであんなに人気なのか小さい頃はわからなかったけど、天才だった…。
出会いって始まりであるけど、ぜったいに終わりはつきもので、本当に出会った瞬間終わりが始まってしまっているのだ。
だからみんな思い出にするのだきっと
あーーーーーーーーーーー
コロナ禍で本当に心が病んだし、なんかもう生きてても楽しいことがないんじゃないかって思ったし、不安が大きかったけど
これを観てなんだか、がんばらなきゃな。
という気持ちがふつふつと湧いてきた。
ありがとう。
そして、さよなら全てのエヴァンゲリオン。