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ひねくれ新潟②最高のおろし金を探す旅@燕三条


1.おろし金がほしい

ふと、おろし金が欲しいなと思います。

というのも、祖父母からもらった大量のにんにくがあるので、すりおろしたいのですが、我が家には「ピーラーの持ち手のところ」しかありません。

みなさん、ここを使ってすりおろしたことありますでしょうか。ここですりおろすの、だいぶ大変です。指も何度か持ってかれました。不器用な人がここでがんばると負傷まちがいなしです。

この小さいところで、頑張るのです。

そして天啓でしょうか、、、
燕市・三条市は、金物の超有名な生産地です。ふるさと納税でキッチン用品を検索したら、1番たくさん出てくると言っても過言ではありません。

ということで、旅のついでに現地で良いものを探したいと思います。

検討要素は、
・値段
・すりおろしやすさ
・安全性
あたりです。

*****

2.燕三条地場産業振興センター

前回に引き続き、まずはこちらです。燕三条駅から徒歩5分の場所にある「燕三条地場産業振興センター(道の駅 燕三条地場産センター)」です。色々あります。よりどりみどりです。

燕と聞くと、ジャンプの『家庭教師ヒットマンREBORN!』という漫画の
「時雨蒼燕流」を思い出すのは私だけでしょうか。

最高にカッコよかった記憶があります。
ーーしぐれそうえんりゅう、八の型、、、
です。かっこいいです。
生まれ変わったら武士になりたいです。

いや、ウソです。。ふつうに平和に生きていきたいです。

入り口手前の展示コーナーは見ているだけで圧倒されそうになるものがたくさんで、まるで博物館のようでした。そこを抜けると道の駅コーナーになり、ショッピング開始です。

色々あって目移りしそうです。そして良いものなので、ちょっとお値段は高めです。色々欲しくなってしまいますが予算もあるので、とりあえずはおろし金に集中します。

きました、おろし金コーナー
色々あります。
安いのも充実してます。

種類が多すぎて、素人には選びきれない気がしてきました。
これはもうフィーリングで選ぶしかないかもしれません。

もう少し下調べすべきでした。値段はピンキリですが、安全性とか正直、不器用な人にとってはどれも似たり寄ったりな気がしてきました。

うーん、なやみます。
これもおしゃれでよさげです。
うーん、どれも素敵に見える。。。

決め手に欠けてしまったのと、せっかくここまできたのでもう少し比較検討したいと思い、もう少し近場を巡ってみようと思います!

*****

3.ストックバスターズ

続いて、アウトレットです。やはり現地でわざわざ買うなら安いやつを探したいのです。安いは正義です。やってきたのは、ストックバスターズ 燕店です。

ストック(在庫)をバスター(退治)です。なんて良い響きなのでしょう。

こちらは2002年10月に新潟県燕三条にオープンの金物メインのアウトレットショップです。観光地としても有名です。

このビビットなカラーが、安さを醸し出しています。
ドン・キホーテと同じかんじでしょうか。親しみを感じます。
転売禁止とのことです、これはワクワクします。
ふむ、、安い。
ふむふむ、、、安い。
や、、安い。
日用品も、、、
に、人形、、、?

ドン・キホーテと似ていて、かなり闇鍋っぽいというか、 定価のものもあれば、中国製のものもあったりと、多種多様な商品が売られています。ついついお買い物してしまいそうで、これは審美眼を鍛えてから挑むべきだったかもしれません。(本日何度目の後悔??)

そして、ポップに力を入れているところが個人的にはすごくよかったです。印刷して持って帰りたいくらいの細かい記載が、至るところにありました。

そして、本命のおろし金コーナーですが、、、

こちらは「燕三条地場産センター」と同じくいろんなものが置いてあり、これまた決め切ることが出来ませんでした。。。

もうお家帰ってAmazonで探したほうがいいのでは??

色々あって、、、
決められないのです。。。
安いものをちょこちょこ買いました。
特にこの左端の赤いピーラーが、
切れ味ばつぐんで使い勝手が凄く良かったです。

*****

4.藤次郎

アウトレットの次は、工場に行きます。直販です。きっとすばらしい出会いが待っているはずです。

やってきたのは「藤次郎オープンファクトリー」です。

オープンファクトリーって素敵な言葉です。予約不要で、いつでも好きに見ていいよ♩ というのが素敵です。太っ腹です。

「工場見学」と言うより「オープンファクトリー」という言葉を使いたくなります。ファクトリーがオープンなのです。見られて困るようなことは何もないぜ! という心意気がカッコイイです。

土曜だからでしょうか、職人さんが少なめな印象でした。しかし人が少ない工場というのもまた雰囲気があってカッコいいです。

ジブリの「天空の城ラピュタ」の、パズーが最初に働いているシーンをふと思い出しました。炎と向き合って働いている姿が、とてもかっこいいんですよね。

奥に進んでいくと、こちらは近代的な感じです。工場の中に見学者向けの床と手すりを後から新しく付けて、ディスプレイを置いた様子で、博物館のようになっています。

見学していたところ職人さんが手を止めてお声がけしてくださり、
「安い包丁はレーザー等で機械的に名前を入れているが、高価な手作り包丁は一本一本、職人がタガネで叩いて凹ませて名前を刻んでいる」
というお話を聞かせてくださいました。

さて、いよいよショップにお邪魔します。
マグロとか捌けそうです。
これがレーザーで名前を入れたものですね。
こっちが手作業で入れている方ですね。
目が養われてきました、、、!

そしていよいよおろし金ですが、、、

約1万円です!

うーん、高級です。。

こんなすごいのを私が使ったら、、ぜったい指が、、、
私にはオーバースペックですね。きっと料理人さん用です。
身の丈にあったものにしたいなと思います。

*****

5.君に決めた! おろし金購入

けっきょく戻ってきました。
道の駅 「燕三条地場産センター」です。

(これまでの旅は??)

私の目は肥えたはずです! 
なんてったってアウトレットとオープンファクトリーを見てきたのです。
私の瞳は今、一番脂が乗っているはずです!

そして、私の目がついに、これぞというおろし金を見つけました!!

株式会社トミタの「トミタ式おろし金」です!!

(あれ、一番目立つところにあったやつでは?)

こちら、すごいんです。刃がないのに、すりおろせるんです! 独自のでこぼこが刃の役割を果たし、安全に食材をおろすことができます!

触っても全然痛くないんです。不器用な人は全員これにすべきです! 

(見る目が養えているかどうか関係ないような、、、?)

なにより、グッドデザイン賞です。
これにします。(権威に弱いだけ)
黒の方がちょっと高いです。

色違いがあります。ブラックとシルバーがあり、値段が違うのです。
黒は5,170円。シルバーは3,960円です。黒は「黒発色仕上げ」というやつなのだそうですが、違いが分かりません。。。

錆びづらい、とかあるのかもしれませんが謎なので、とりあえずシルバーにします! 錆びたらまた別のを買えばいいんです!

*****

6.実際に使ってみました。

最高です。ぜんぜん、手が怖くないです。

怖くないから、どんどん削れて、あっという間にすりおろすことができます。

時短になるし、ハードルが下がるのでいろんな料理ににんにくを入れたくなります。洗い物もラクちんです。さらに、最後まで削れるからフードロス削減にもなるわけです。

これはライフハックです。こんなに素晴らしいならもっと早く買っておけばよかったです。

いやもちろんたくさん見比べた結果の出会いなので、燕三条まで行って良かったとは思うのですが。ほんとにこれはグッドなデザインです。

錆びたら他のを買うんじゃなく、黒を買おうと思うぐらい、最高のおろしです! おろし金は一生これ一つで良い気がします! 
(アフィリエイトは含みません、、、含めたいです!!

キューピー3分クッキングのテーマが脳裏に流れ始めました。
最後は料理の写真でお別れです(?)
今回もありがとうございました!

おろす
やく
いれる
トマトパスタができました



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