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「嫌な事」からの自己理解。

「嫌な事」のダメージを甘く見てはいけない。

人生は苦しい事ばかりだ。満員電車や受動喫煙、不規則なシフトだったり苦手な事務作業だったり。どうして周りは平気そうな顔で日々を過ごせるのだろう?全く、仕事だから仕方ないけど、ずっとこんな事を続けないといけないなんて…。

…本当にそうだろうか?そも人の特性なんて千差万別。火が弱点のキャラクターもいれば、水が弱点のキャラクターもいる筈だ。只同じ人間という種族だからって、一括りに我慢させる方がどうかしている。貴方が受けているダメージは本当に周りと同じ数値なのだろうか?

そもそもその嫌な事は本当に必要か?

例えば無人島に取り残されて、1人で狩をしなければ飢える、というなら解る。生命維持には背に腹を替えられない。しかし、これが集団生活での狩ならどうだろう?目が良い物が獲物を見つけ、統率力がある者が集団を指揮し、戦闘力のある者がトドメを刺せば良い。持ち帰って器用な者が調理したり、知恵ある者が保存食としての加工を思いついても良い。現代はとっくに分業制なのに、何故今だに平等に負担を負う事が正しいと認識しているのか?

その弱点は克服するのではなく。

そもそも大半の仕事は「苦手な誰かの弱点を得意な誰かが引き受ける」事で成り立っている。車が運転出来ない人は電車やバスが代わりに運んでくれるし、事務作業が苦手な人の為に計算ソフトが開発されているし、通勤が大変な人は近くに住める住まいを借りたって良い。もし全ての弱点は個人で克服する事が義務なら、大半の職業から顧客が一斉に居なくなる。集団生活が大前提の社会で生きているのに、全員が個人で無人島生活で生きるだなんて、こんなバカな話があるだろうか?

弱点は他所の長所で補う。

よって弱点の対処法は大まかに3つ。

①自分の長所でカバー。
②他人の長所で助けてもらう。
③そも弱点が目立つ場所に身を置かない。

嫌な事は可能な限り辞めよう。環境がそれを許さないなら、間違っているのは貴方と環境のマッチングの方だ。健康に被害が出る前に対処しよう。

「嫌な事」は、貴方の物語の「弱点」。

▼『お喋り』はstand.fmで配信中!(朝10:30に毎日更新) https://stand.fm/channels/5eed41ab9c38bc03262bcf1b 実は割と、爽やかな声をしてる(らしい)。 ギャップが気になる方は、是非どうぞ!