田舎はそんなにいいところじゃない　＃8　その2

#８ 　イナカのプール事情　②

　イナカにはbgプールってやつがアル。そのひとつだが　入ってみるとロッカーとか割とまともだし入る前のシャワーなんかも許容できるものだが入ってみるとビニールハウスだった。プールの上を巨大なビニールの屋根が覆っている　巨大な換気扇がついている。泳ぎ始めるとしかしビニール臭い　息継ぎに水上にカオを出すたびに臭い匂いの空気を吸い込まねばならず　やりにくいので換気扇をかけてもらったら割とラクになった。が2度めに行ったら入れてくれなかった。換気扇はつけられないというのだ。その受付にいた老人が言うには「子供が寒がる　今日は30度しかないから」『30度⁉』そして「（換気扇つけろなんて）そんな事言うのはアンタだけだ」ということだ。あまりの事に何度以上なら寒くないのか聞き忘れたが　その日は7月末の充分暑い日だった。そうして先ず第一にプールに入りたいといってきた人間を入れないで追い返すとは！。これもイナカならではのことなんだろう。全般にイナカのヒトって老婆心大きすぎと感じることあるし子供に甘い。免罪符的に子供の為というのをやたらと見聞きする　全方向に有用な言い訳と思ってるのかな。そこは近くに日帰り温泉があって　親が車に乗せていってくれるついでに寄ってみたのだったが大変残念な出来事だった。TOKYOではチャリでプール行って帰りに銭湯に寄ってくる習慣があって　温水プールとはいえ水につかっていた体を熱い風呂にどっぷり浸かって温まるのが健康のためには有効なやり方だったのでそのノリだったのだが。よそもんなんかにスキなようにはさせないのがイナカなんだなとわかった。

　もうひとつのbgプールは割と近くにあるので継続してみているところだ。ビニールハウスではなく青空天井なので水の中に虫や木の葉が沈んでいたり　泳いでいるとトンボが飛んできたり　困ったことにはハチが来たりなどだ　空を見ながら背泳ぎしてみたり雨に降られたりはおつなものだがピーカンではキツイので曇りか雨の天気を選んでいく。