便秘は卵の質に影響あるのか?(答えはありません)

おはようございます。
今日は久しぶりにファミレスにてブログをカタカタ作ってます。
新しくホームベーカリーを買って毎朝出来立ての全粒粉のパンを食べて、カフェに行くのを辞めていたのですが、やはり家だと色々はかどらないことがわかり、再度カフェ生活を再開しました。

やはり、カフェは落ち着きますね。

さて、今日は【便秘の話】

最初に言っておきますが、このテーマはまだ私の中でも未解決な問題です。

背景

女性に4人に1人は便秘に悩んでいると言われるほど、便秘の方は今の世の中にとても多くなってきています。

原因は食生活の変化でしょう。

昔ながらの和食中心の生活であれば、バランスのとれた食事の中から野菜やお魚などをしっかり摂り、食物繊維やビタミン・ミネラルを取ることが出来てました。

しかし、食の多様化が進んで、欧米食で魚より肉の消費量が増えました。

また、コンビニやスーパーで弁当や惣菜が気軽に手に入れることが出来るようになったことで、知らず知らずのうちに保存料や人工甘味料、添加物などの化学物質を摂取する機会が増え、腸内環境はそれらに晒されることになりました。

コンビニやスーパーで売られているお弁当やお惣菜は、購入した消費者がより美味しく感じるように、また食中毒にならないように、色んなものを入れているので、それが胃や腸にいる常在菌をやっつけてします。

悪い菌だけやっつければいいのですが、それを判別は出来ないので、良い菌もやっつけてしまうので、結果的に腸内のバランスが崩れて、便秘になったり、下痢になったり、ひどい時は胃腸が痛くなったりしやすくなります。

妊娠との関係

本題に戻りますが、

では、便秘は卵子の質に影響があるのか?という問いに関しては今のところ明確な答えは出ておりません。

一部の説では、便秘が続くと腸に溜まった宿便やガスによって、腸の周囲の血管を圧迫し、血流が悪くなる。特に肝臓に通る血流が悪くなることで毒素を分解する力が弱くなって、血流やホルモンバランスが崩れるとの見解もありました。

しかし、この理論はどうなのかと疑問に思う部分が私はあります。

血管が圧迫されるくらい宿便が溜まるとなると、毒素を分解する力以前に、肝臓に通る血管が通ってなかったら、先に肝機能低下が起こるのではないでしょうか?

そもそも周囲の血管が圧迫されるくらいで働きが弱くなるほど、血管が脆弱なのでしょうか?

そのあたりを考えると、この説には疑問を感じます。

また論文も探してみましたが、見つかりませんでした。

なので、この説には医学的根拠はない!


と言いたいところですが、元を正せば、不摂生な食生活が元でこの便秘体質が出来上がっているので、便秘を直すことは食生活を改善すること。つまりは食事を改善することに繋がりますので、結局のところ、こうすることによって妊娠力が上がることに繋がります。

なので、結果的には便秘を解消させるために食事の見直しをすることが妊娠につながるということで、あながち間違ってはいないということです。


生理前に特に便秘がひどくなるという方がおりますが、これはホルモンバランスによって、腸の働きがゆっくりなるから起きる現象です。

だとしても、正しい食生活をしている方には無縁の問題なので、これも食事の改善をすれば解消する問題です。


ただ、私個人としては、この便秘が起こりやすい体質が妊娠力と直接的に何らかの原因があるのかということを明確に知りたいので、今後も継続的に患者さんを診てデータをとっていきたいと思います。


また何かわかりましたらシェアしますね。


ではまた!

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