【コラム】葬想式は「ただ、ある」
どうも、変化にもっと優しくなりたい前田です。
「葬想式を通じてどんな社会課題を解決したいですか?」
と聞かれることがよくあります。
「社会課題の解決を目指しているわけではありません」
と答えると、取材者の方は「えっ?」という表情をされることが多いです。
スタートアップならばわかりやすく、「この社会課題をこのように解決する!」ということをバシッと話せる場合がほとんどだと思います。しかし、むじょうとして寄り添っていきたいのは特定の社会課題ではなく、多様な感情であるため一概に、どんな社会課題をどう解決するかとは言えないのです。
スタートアップのセオリーに反していますが「ペインを見つけて、そのターゲットに深く刺さるソリューションを...」という、「こうすれば、こうなるだろう型」のアプローチでは、知らぬ間に暴力的な干渉になりかねないと危惧しています。
むじょうが運営する葬想式でいうと、
葬儀が身内だけで執り行われ、お別れの機会がない友人に対して、「何かしたいけど何もできない」という課題を解決する。
とも言えますし、
葬儀を身内だけで執り行い、故人の友人を呼べなかったことを後悔するという課題を解決する。
とも言えるのですが、「何かしたいけど何もできない」や「後悔」といった感情を課題とラベリングすることに強い抵抗感があります。
それは課題ではなくて、故人への愛や故人の友人への思いやりです。だからこそ、むじょうでは課題解決とは言いたくないのです。
その感情を昇華させたり、実らせる選択肢としての葬想式というのが、むじょうの目指す葬想式なのです。
私たちの現在地は「ただ、ある」です。
次のステップは「選択肢として、ただ、ある」です。
大切な人とのお別れに際しての選択肢として届けていこうと日々精進しています。
それでは、今日はこの辺で。
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