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小銭だってお金である

これは断捨離ならぬ全捨離に勤しんだ2015年末〜2016年1月ごろのお話だ。
捨てに捨てまくった年末。45ℓゴミ袋ゆうに100袋分は捨てただろうか。なぜ?なんのために?とお思いだろうか。それはね明智くん、読者の皆様。
運気を上げるためだったんだよ。
それで?運気は上がったのかい?どうなんだい?なんて声が聞こえてくるけど、ちょ待てよ。その話はおいおい語るから。それじゃ、小銭の件(くだり)始めるよ。

Mujaki703


見て見ぬふりしていた。デカイ牛乳瓶に無造作に貯め込まれた小銭たち(おもに1円玉&5円玉)。〇〇時間テレビに寄付するつもりなどさらさらないくせに(今年、〇〇時間テレビに寄付する輩がいるのが信じられない五十路女ですが、何か?)。
初詣行く時にジャラジャラジャラと出すときぐらいしか存在感がない小銭たち、だった。

「ここにいるよ」





あっ!!!
((((;゚Д゚)))))))

ずっとここに居たのに……
小銭だって“お金”に違いないのに……

アタシってやつは
いつもいつもいつもいつも

「お金がない」←連呼してた(´Д` )

はぁ~~っ´д` ;

無意識のうちに“小銭イジメ”してたんだなぁ、アタシ。
無意識のうちに小銭たちのこと“シカト”してたんだなぁ、アタシ。

そりゃ、寂しいよ
そりゃ、切ないよ
そりゃ、応援したくないよね


ごめんなさいm(__)m





(そしてこの小銭たちをどうしたかというと……
安心してください!捨ててないから😆)

「小銭だってお金である」
当たり前のことだけど……


瓶から小銭をジャラジャラジャラとビニール袋(2枚重ね)へ移し替え、味気ないのでプーさんのエコバッグに入れる。(古畑任三郎で、これを凶器にした回があったのを思い出すがとりあえず殺人はやめておこう)

いざ、鎌倉ならぬ、いざ、両替!
↓↓↓
信用金庫の窓口へヒロミGO!ならぬ703(ナオミ)GO!

そこで窓口のお姉さんから告げられた衝撃の事実。
なんと、金額にかかわらず500枚ごとに手数料が(確か324円)かかると言うではないか。
(2016年1月現在)

「1円玉が多い場合、足が出るかもしれないので500枚ずつ持ってきていただいたほうが…」と親切丁寧な窓口対応にうなだれつつもニッコリ笑って「ありがとう!出直してきます」と立ち去ったアタシ。
手数料って……。そんなん、銀行喜ばせるだけの話やんか。

〇〇時間寄付を募る番組なんて小銭だらけなのに。それで「〇〇円集まりました!」とか言うて喜んでるけど、アレ、一体どうやって寄付してんねやろ?お札に変えるために一体いくらの手数料かけてんねやろ?銀行、ぼったくりちゃうん???
とはいえ、アタシみたいに小銭をお金と思ってなかった輩が沢山いるのだとすれば、そりゃ銀行もやってられやんわな。そっかそっか、これは小銭と向き合うタイミングなのか。
プーさんのエコバッグを眺めながら、しばしボーッとしていた車中。

【神様】両替なんかしちしまったらオマエさんの飲み代に飛んで行っちまうんでないかい?

【アタシ】いやいや、臨時収入は誰かを喜ばせるために使うよ(飲み代奢るとか…)

【神様】やっぱ飲むんかいっ´д` ;それよりもっと小銭の気持ち考えてみろや!

【アタシ】小銭の気持ち小銭の気持ち小銭の気持ち…小銭の…気持ち…こぜにのきもち

か、数えろ!ということか?

小銭から存在意義を教わるとは。
数えます!
数えますとも!
まずは1円玉・5円玉・10円玉・50円玉を種類別に分ける分ける分ける。

圧巻の硬貨の山!
小銭たちの存在感が半端ない


小銭たちの気持ちを尊重して数え始めたものの

キミの~ゆく~道は~♪♪♪
果てしぃ~なくぅ~遠いぃ~♪♪♪

1円玉は…途方に暮れた…です…よ…
手は真っ青に。

1円玉を数える作業は
まさに瞑想

途中なんどもなんども休憩を入れ…
珈琲すすりながら、どーしよっかなぁ…やめよっかなぁ…
いや、小銭たちとの約束=神様との約束なんだ!
神様=じぶんとの約束なんだ!
なんどもなんども思い直し…
数えあげたさ~

硬貨総枚数→4252枚
総額→16,437円


このコたち、すごいよ~❣️
何故だか“スイミー”思い出しちゃった。」

数え上げた際の手書メモ

貧乏神の悪の囁きに洗脳される前に早々と氏神さまに寄付。
(お義母さん経由で、神主さんに手渡し)



あれから約9年。
あの頃思ってもみなかった現実が目の前に繰り広げられているのだが、それはまた別のお話。

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