オンラインファシリテーションの3つの「怖さ」を解消する方法
オンライン会議は増えていますがファシリテーションは…
最近増えているオンライン会議。
オンライン飲みや遊びも含めると、この2ヶ月でかなりの人が経験したのではないでしょうか。
自分は仕事も全てリモート、プライベートでもリモート飲みをやることもしばしばあり、だいぶ慣れてきましたが、まだまだ慣れていない人も多い様子。
お仕事で他社の人との打ち合わせをしていても、やり慣れていない人は多く、結構な無駄な時間が消費されています。
まあ今までやっていた会議の延長ではなく、亜種とはいえやっていなかったことをやるのだもの。しょうがないよね。
(そして年長者がイライラして、指示だけ飛びまくり、謎に怒られる若者たち…)
とはいえ、できないままではいけないと思うので、少しオンラインファシリテーションのことを書こうと思います。
オンライン会議で起こる無言時間
うまくいかないミーティングでよく起こるのがこれ。
「なにか意見ありますか?」
「これで問題ないですか?」
「…」「…」「…」「…」「…」「…」「…」「…」
中堅の兄さん。気持ちはわかる。
不安になって聞いてしまう気持ちもよくわかる。
合意をしっかりとって進めるその姿勢は正しい。
だがここは日本だ。
「会議で話さない」ことが当たり前になっている日本では合意すら取れなくなってしまうのだ。
ちゃんと思い返すとオフラインでも話さないでしょう?
成果物への報酬ではなく、時間報酬が多い日本においては話さないミーティング参加がやっぱり多すぎるのです。
その弊害がオンライン会議で出てきているせいで発生しているのがこの無言タイム。
慣れていない参加者たちに、何も言わずに無言タイムの解消を要求するのは、残念ながら無理に近いと思います。
(そしてファシリテーターも無言になる…)
オンラインファシリテーションの怖さを解消しよう
ということで、要因を何個かあげるとこんなとこでしょうか
①対象が不明
ー顔の向きが見えないので自分が言われているかわからない
②表情が不明
ー困っているのかなんなのかわからない
ーリアクションが見えない
③謎の恐怖心
ーオフラインへの恐怖
ー手を挙げたりできず、発言タイミングもわからない
そう、怖いのです。怖いと人間動けなくなります。
だって動いて自分のせいになったら嫌だもの。
一つ一つ解消しましょう。
①対象が不明
ー質問したり、発言したあとは必ず「xxさんどうですか?」とつなげる。
ファシリテーターに返す場合も「以上です。返します」と言う
ー油断している人も多いので、質問内容は繰り返して挙げると良い
②表情が不明
ー言葉で思っていることを伝える
ーチャットやスタンプでリアクションを取る
ービデオを使う(10人規模の会議で動画に耐えられているところを見たことないので、ファシリテーターや発言者だけ使う、とか。)
③謎の恐怖心
ールールを最初に決める
どれもオフラインには無いことなので、最初は戸惑うと思いますが、時代は「ニューノーマル」。
今までのファシリテーションが全く使えないわけではないと思いますが、延長線上と思っているとうまくいかないことも多そうです。