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家のこと⑦伊豆半島の家

このコロナ騒ぎが起きはじめた頃、私は伊豆半島の別荘地ものんびりしてていいなぁと、いろいろ物件を見ていたのです。

最初に問い合わせた会社では、コロナ感染予防のため内見の車には同乗できないと言われ、ほかのメジャーどころの不動産会社も同じことをHPに載せていた。じゃ落ち着くまで待つか、と延期にしていたのです。(その後、親友Kちゃんちの近くに良さそうな家を見つけた顛末は前回の記事に)

そしていつまでたっても落ち着く気配などないコロナ。待ってても埒が明かない、と活動再開したのが今年の1月。どこか同乗OKで案内してくれる会社はないかなーと探すとあるではないですか。

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さっそく見せてもらった物件は、駅に近く買い物の便も良い。建物もしっかりしていてとても綺麗。2階からは海と伊豆大島も見える。

いっぽう難点は道路から15段ほどの階段を上がるというところ。年をとったらどうだろうか。そして庭も少し小さい。夫は私が気に入ったのなら買ってもいいよと言う。うう、悩む。

後日ひとりでもう一度見に行った。歩いて近辺の環境、病院やスーパーをのぞいて。そこで暮らすつもりになって。

そして進める方向でお願いして、買い付けも入れたのだけど、そのあとの売主さんの対応に後出しじゃんけんのような不誠実さを感じる事があり、見送ることにした。

その売主さんというのは、その家に住んでいた方ではなく、その方から依頼されて買い取った業者さん。

だからなのか家を気に入って大切にしてくれる人にというよりも、とにかく少しでも高く買ってくれる人に売りたいという感じがした。まぁ当然か。

でも、おたがいに気持ちの良い取引が出来ることの方が大切だったし、家は縁もの、これからの暮らしをともにする家ならば、引っかかることなくするする流れていくはず、そう思ったのです。

⑧に続きます。

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