見出し画像

素人が焼くパン、私だけのカマド

栗原はるみさんのレシピ「こねないパン」を焼きました。

家にあるレシピ本にも記載があり、いつか作りたいな~と思いつつも、ル・クルーゼの鍋とかオーブン対応の鍋がないので諦めていました。(鍋を使用せずに焼くフォカッチャは何度か作ったことがあります)

でも、ふと、そういえば家にあるティファールはオーブン対応だった気がすると思い出し、サイトを見てみました。
私の家の鍋、オーブン対応だ!作れる!!

購入したときに、鍋をオーブンに入れる機会っていつ???と疑問に思っていました。そうか、パンを焼く時だったのか。

最後の発酵(前)
最後の発酵(後)

鍋の蓋はさすがにオーブン対応ではないため、アルミホイルを被せて焼きました。

こんがり

時間はめっちゃかかりますが、手を動かす時間は短く、かつ美味しくできました!焼きたてのパンって、なんて美味しいのでしょう。外はバリバリ、中はふんわりのパンになりました。

残り物野菜スープとパンとピクルス

一時期パン作りにハマり、いろいろ作ったりもしましたが、どぉ~しても、あまり美味しく出来ませんでした。
今回のような簡易なレシピの方がちゃんとパンっぽく焼けるのが不思議です。料理家さんって凄いな。

最近、眠れない時に読んでいる本「食卓の文化誌」(石毛直道)に、オーブンの歴史について書かれている章があります。
雑に要約すると、東洋では蒸器が家にあるけれど西洋の家庭にはない。その代わり西洋の家庭にはオーブンがある。~~パンを焼くカマドは昔ヨーロッパでは国で管理されていて税金で管理されていた。
などなど興味深く面白いエピソード満載なのです。
そして西洋ではパンを焼くのはパン職人の仕事で、各家庭では焼かなかったそうです。
カマドが国で管理されてることもありますし、手間がかかるから、とのこと。

何度もパン作りにチャレンジした身としては、まぁそうだろうな…と思ってしまいますね。
パンはプロが作った方が安くて美味しいと何度自分の中で結論付けたことか。

それでもその結論をスッポリと忘れ、またパンを焼いているわけです。
不思議と日本でオーブンが使われるようになったのもパン食の浸透と同じ頃らしく、粉とオーブンがあったらパンを焼きたくなるのが自然なのかもしれません。……そんなわけないか。


使用に税金が掛からない我が家のオーブンで、またパン作りチャレンジしようと思います。
こねないパンのレシピを探すぞ。

いいなと思ったら応援しよう!

とろろごはん
お読みいただき、ありがとうございました!