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INTJが恋する時の心理機能

INTJは何を使って恋愛をするんだろう。

INTJって恋愛に向いてないとか、むしろ結婚向きとか、よく言われている。

それに対して私は割と懐疑的で、恋愛は面倒くさいし周りと同じ形で運用することも難しいという自覚はあるものの、向いていないか?と言われると疑問。むしろINFPとかのほうが悲惨な恋愛してそうだけど。「都合のいい女」の9割はNF型やろ。偏見ですが。

INTJは、自分に害があると認識した段階で感情を無視して相手を切ることができるので、恋愛で致命的な損害を出すことが無いように思う。だから、向いていないと言われると、そうか?と思ってしまうのだ。人口再生産性が低い=向いていない、ということであればそれはその通り。多少無理してでも相手を切らないパーソナリティの方が、数の維持には向いていると思います。私の「向いているor向いていない」はあくまで個人の幸福度の問題。

と、ここまでが前段で

INTJはどの心理機能を使って恋愛するのかが本題。


INTJの心理機能Ni-Te-Fi-Se。
このうち、Seだけでないことはたしか。肉体的な魅力とか、顔の造形とか、ファッションセンスとかに恋するINTJは聞いたことが無い。そもそも美醜の基準が分かんないしズレてるし。筋トレや美容にストイックな姿勢には惹かれるけれど、成果物そのものに惹かれることはないのである。

では、第一機能のNiだろうか?それも違うような気がする。
天啓を授かって雷に撃たれるがごとく恋に落ちることが出来たら、ロマンチックだなぁという気持ちはあるにはある、が。INTJは天啓Niをあくまでも「理論のきっかけ」として使うので、「感情のきっかけ」にはしないんじゃないかなぁと。このへんはINFJも近いよね。INFJも、感情を動かすきっかけはFeだろうし。INTJ・INFJが一目惚れしづらいのはこの辺が原因。

つぎ、第二機能のTe。結論から言うと、これかも。INTJが外に向かって何かを働きかけるときのエンジンはTe。要は、すごく悪意のある言い方をすれば「優良物件と恋愛したがる」。社会資本と文化資本を兼ね備えた、タフで将来性のある相手を探す。自分にも他人にも厳しいINTJの出来上がりだ。思ったが、INTJが恋愛をする最初のフェーズは、Teが強く出るんだろうな。というか、e(外界)と繋がる手段としてTeしか持っていないんだからあたりまえか。

では、最後に第三機能のFi。INTJのなかで最後に出てくる機能。これがINTJの弱点である。せっかくTe(社会規範)が整えてくれた精神世界を、赤ちゃんのFiが嵐にしてしまう。うまく説明できているか不安だが、私に私利私欲(第三機能Fi)が芽生えるタイミングはかなり遅い。だから、恋愛(他人と他人のフェーズ)では、お互いに非干渉だ。しかし、同棲・結婚(共同体になるフェーズ)で、最後の最後にFiが出てくる。公の場ではごまかせていたFiが誤魔化せなくなってしまうのである。私が私のままで好かれたい。相手を作り変えて「自分が好きなもの」の中に入れてしまいたい。最初から表に出ているINFPやISFPとは違って、最初は上手く隠せてしまっているのが逆に仇となっている。


総括すると、INTJはTeで恋愛を始め、Fiでぶち壊す。

だから、本当はFiで恋愛を始めた方がいいんだろうな。変に賢ぶってないで、赤ちゃんの自分を抱きしめてくれる相手を選んだ方がいい。でも、表ではTeが強い振りをしてしまうし、実際に強い。いざという時にもFiよりTeが強くなって損切り出来るから、助かっている部分もるけれど。

INTJって、自分自身だって動物だということを忘れがちな、傲慢な生き物である。

ばいばい。



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