私が持つ「呪いの総量」という概念

私のこれに何と言う名前を付けるんだろう。正義感とは違う気がする。ということで「呪いの総量」と呼ぶことにした話。


▼基本概念

人の心に積もる「悪意」「敵意」「モヤモヤ」みたいなもののこと。呪術廻戦の"呪霊"の概念に近かったので、呪術廻戦を読み始めて以降は「呪い」と呼ぶことにした。

恨みや後悔、恥辱など、人間の身体から流れた負の感情が具現し意思をもった異形の存在。

ピクシブ百科事典『呪霊』概要より

▼呪いは廻り廻って

自分の身近な人に優しくするのは、当たり前。幼かった頃は自分の攻撃性が制御できず、随分苦労した。けれど大人になって、人は理論ではなく感情で動くと気が付いてからは、周りの人に対する攻撃性は幾分かマシになった。

しかし最近はそれだけでなく、「世の中」みたいなものへの意識も持つようになった。顔も名前も知らない、通り過ぎるだけの誰かのことも考える。それは正義感からでは無い。誰かに積もった「呪い」は、いずれどこかで、廻り廻って私の世界に影響してくるだろう。

具体を挙げるなら、
・車内に落ちているペットボトルはそれとなく外に出す(踏まれたりこぼれたりしたら誰かの気分を害するから)
・人混みでは自分から避ける
・会社の複合機を補充する時は満タンにしておく

みたいなやつ。

▼独善者にならないために

前段の行動は、人によっては「誰かへの親切」みたいな気持ちでやっているのかもしれないが、私の場合は「誰かの心に呪いが積もりませんように」という気持ちでやっている。

なぜかって、「親切」という気持ちでやると、そのうちに見返りを求めてしまいそうだから。「私はいつも苦労している」とこぼす人がよくいるが、たいていは親切の押し売りか、我慢の押し買いに近い。ただ当たり前に続く日々に感謝する人間は少ないのだから、モチベーションを変えたほうが健全だ。親切に感謝されるためにやるのではなく、誰かの呪いで自分が害されない為にやる。

私はこれを、「呪いの総量を増やさない」という言い方にした。
今日も全体最適の為に生きていきたい。

ばいばい。

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