文章の書き方④
なんか今日、会社で粋な受け答えができて。あーコレ今日の記事に書こうって思ってたんだけど。全部忘れた。勿体無いな。なんだったかなぁ。これは俺、いいな、座布団もらえるなって思ったのに。相手が誰だったかも、リアルかウェブかも忘れた。俺と俺による、脳内の自己対話だったかもしれない。良いこと言ったという満ち足りた感触だけ残ってる。忘れるってことは大した内容じゃないな。こーゆうときのためにメモ取っとかないと。俺の良い言動を、いちいちメモするのもキモいけど。ネタ帳みたいのがあるかといえば、一応ある。アイフォーンのメモアプリを使ってる。書こうかなって思いついたテーマを溜めている。箇条書きで。なんも浮かばないとき、そっから選ぶこともある。でもだいたい、箇条書き眺めてもピンと来ないな。今も12個、箇条書きがある。けど、書きたいと思ったテーマは一個もなかった。書くときの気分、アドリブはライブ感が大事だからな。なーんて、ジャズミュージシャンなんてこと言って。ニュルニュルとしようもない脳汁を流すのが気持ちいい、帰りの電車。僕ァギターとか、コード譜を暗記しないと弾けない。ピアノも書道も、アドリブ出来ない。でも文章はなんか流れで書けるな。流れで書いた方が気持ちいいな。決められたこと書くより。ってか、決められたこと書くってよくわかんないな。文章の設計図を細かくしてったらさ。もう文章そのものになっちゃうじゃん。文章に楽譜はない。「小説家は同じ曲を演奏できない」ってのは春樹と対談した村上龍の言葉。かっこいいですよねぇ。1981年。村上春樹はピンボール、龍はコインロッカーを出した頃。春樹が龍を追ってる構図だなぁ。同じ苗字の同業者に、コインロッカーみたいな仕事されたら、俺だったら死にたくなるな。その後に村上春樹は国分寺の店をやめて羊を書いた。凄いなぁ。ついでに橋本治は桃尻娘を書いた。いい時代だったなぁ。俺生まれてないけど。話が逸れた。逸れたけど、元のレールに戻すのも億劫だ。そもそも、レールなんて無い。勝手に気持ちいい方向に思考が滑ってるだけだ。思考を気持ちよく進めるには乗り物が必要で。村上春樹に言わせれば、乗り物とは、文体のことナリ。一に足腰、二に文体とのこと。僕は、僕の思考をニュルニュル滑らすための文体を持てたから、気持ちよく即興できるのだった。毎日文章を書きながら、油をさしたり、部品を入れ替えたりしてる。あくまで僕だけのために拵えたポンコツだから、読み手への配慮はいっぱい欠けている。でもまぁ。乗ってると気持ちいいから、嫌いじゃないんだよ。タイトルは最後につけた。なんか違う気もするけど、まぁいいや。1100文字
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