
覚悟の唄
強がって、平気な顔して生きていけ。
堕ちて、堕ちて、堕ちて。
それでも、前に進まなければと思った。
このまま此処で
止まっている訳にはいかないと思った。
そりゃ心はざわざわしているし、足は竦む。
だけど、私のプライドの為に。
結局、私は進むことを選ぶ。
強くなることを選ぶ。
私が自分を憎いと、嫌いだと思っていることに
変わりは無いけれど。
それも全て引き受けよう。
"出来るか"どうかでは無い。
私は"やる"奴だと信じて突き進もう。
弱いのはもう嫌だ。
最初は粗削りでも良い。
形を保って、自分の足でしっかり立って。
震える手も、抜けない肩の力も、固い表情も、
ぴんと張り詰めた心も。
全ては、
頑張ると決めた瞬間に必ず着いて回るものだ。
確かに"緩める"事は学ばなければならないけど、
私が望んだのは、堕ちていくような
こんな形じゃ無かった。
私は私として強くなりたかった。
私は私の持つ力や自分自身を肯定したかった。
だから私は、突き進むことを選ぶ。
但し、その方法は考えなければならない。
今までのような
心をすり減らすような、身を削るような、
自分を殺すようなやり方じゃ駄目だ。
大きな波に呑まれないよう、
常に一歩離れたところから驚く程冷静に。
チリチリと、絶えず炎を燃やし続けて。
地に足つけて。
今はもう
私の傍に、頑張れ頑張れと背中を押してくれる
人達が居ることを知っている。
独りなんかじゃない。
もう怖くないと、大丈夫だと、
胸を張れるように。
私は決して、弱くなんか無い。
だから私は、強くなることを選ぶ。
これが私の、『覚悟の唄』だ。
