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リノベできるか、部分リフォームになるか、かけるお金は老後の生活抜きには考えられない!

こんにちは。現在の最大の関心事、マンションリフォームについて、「リフォームおろおろ日記」を書いているむぎひつじです。

noteを始めて数日ですが、書くのがとっても楽しくなってきました。

今回は2回目の完成見学会で感じた1回目の差異から、コスト事情があるかと想像しました。そこから「うちはリノベできるのか?」という疑問から、我が家の資金シミュレーションをしたことをお話しします。


2回目の完成見学会で感じた1回目のお宅との差

初めての完成見学会のあと、諸事情により、リフォーム活動は中止していました。日常生活が戻ってきたところで、二度目の完成見学会に参加。初回のような驚きはないものの、家族によって、リノベの進め方は色々あるんだなぁ、と思いました。

こちらのお宅は高層マンションで、築40年くらいだったかなぁ。ピッカピカの内装になっていました。水回りの配置を変更したことで、床に少しだけ段差をつける必要があったとのこと。

ちょっと残念な気がしました。みんなが同じ思いだったかもしれません。でも、配置を変えたことで、回遊性がとても良くなり、キッチン・洗面所・お風呂が直線となっていました。この便利さを優先したのでしょうね。

前回の見学会のお宅とちょっと違っていたのは、建て付け家具が少なかったことでした。

  • 下駄箱

  • カップボード

  • ウォークインクローゼット

これらが見当たりませんでした。使用中の家具を引き続き使われるのでしょう。お気に入りの家具かもしれませんが、引き続き使用することでコストカットしたかったのかもしれません。

リフォーム・リノベの形は様々

リノベにかかる費用と付随費用は別物

我が家はまだ見学の段階で、自宅を調査してもらっていませんので、リノベにいくらかかるのかは聞いていません。しかし、面積に応じた計算方法があるらしく、その定価は以前に教えてもらいました。

私は、その定価に全てが含まれると思っていたため、今回の見学会のお宅を見て、聞いてみました。そうすると、スタンダードな内装以外の、棚や引き戸などは別料金になることがわかりました。

では、あの定価では、私の理想とする色々は別料金。いったいいくらになるのか?見積もりを取ってみないとさっぱりわかりません。

さて、リフォーム会社以外に必要な資金も考えておく必要があります。

  • 工事中の仮住まい 3ヶ月程度

  • 不用品の処分代

  • 一時預かりの倉庫代

  • 引越料金 2回分

  • 買い替えの家電・家具類

これらの費用、いくらかかるのか?
200万? 300万? ( ´Д`)y━・~~

リフォーム会社+付随費用でいったいどれほどの金額になるのか?
私たちに支払い能力があるのか?

ローンは組みたくない。というか、私たちの年齢では無理。
貯金で支払って、老後に生活していけるか?老人ホームに入れるか?

我が家には支払能力があるのか、老後を含めて考える

私たち夫婦はほぼ60歳。
主人は今年、長年勤めた会社を退職、かなり安い給与になったが好きなことをして働いている。私は短時間パートで働いている。
二人とも給与は減ったが、あと5年は働ける。

おそらく65歳から年金生活に入るが、たぶんまだまだ元気でアクティブシニアと言われるくらい、色々出かけて、趣味を楽しみたいと思っている。つまり、収入は減るのに、たくさん使うのだ、いや、使いたいのだ。

老夫婦がお茶を飲んでくつろいでいる画像
できるだけ長く二人で自宅で暮らしたい

75歳ごろから、なんらかの老化で要支援状態となり、デイサービスに行くようになるか?

80歳になると、さらに老化が進み、要支援から要介護に進むだろう。しかし、できるだけ自宅に住んでいたい。そのためにもリノベするのだ!

85歳では、二人で同じ老人ホームに入れるだろうか?夫婦のどちらかが自宅介護に限界が来たら、一人残されるのではなく、同時に老人ホームに入る方が、子ども達にとっても安心だろう。

これらは、すべて順調に進んだ場合で、どちらかが入院となれば、事情も変わってくるかもしれない。

キャッシュフロー表を作成

これらのことを踏まえて、キャッシュフロー表を作成してみました!
エクセルに計算式を入れて記入していたのですが、検索するととても便利な表が出てきました。

日本FP協会家計の収支確認表家計のキャッシュフロー表です。エクセルファイルをダウンロードして、自分で計算できるのです!

まず、家計の収支確認表に月々の収入・支出を記入すると、年間合計が自動計算されます。

家計の収支確認表

ここで計算された年間収入と年間支出を次の家計のキャッシュフロー表に転記します。

家計のキャッシュフロー表

キャッシュフロー表に、家族の現在の年齢、現在の貯蓄残高を入力しておくと、毎年の収入・支出から毎年の残高を自動計算してくれます。

できるだけ正確な数値になるよう、私は、家計の収支確認表を3枚シートコピーし、これからの人生を大きく4つに推測して、それぞれのステージの年間収支を計算しました。それをキャッシュフロー表に入れていくのです。

60歳からの4つの人生ステージを想定してみました。これは私たち夫婦の場合。

60歳からの4つの人生ステージ(むぎひつじ夫婦の場合)
60-64歳 ワーキングシニア時代
65-74歳 アクティブシニア時代(年金生活)
75-85歳 デイサービス時代(年金生活)
86-90歳 老人ホーム時代(年金生活)

筆者むぎひつじ 考案

こんなにぴったりいくはずはありませんが、目安があれば、収支を計算するのに役に立つと考えたのです。

そして、わたしの完成したキャッシュフローは、二人が90歳で死亡する時に貯蓄残高がほぼゼロになり、リノベ大丈夫!と喜びました。

しかし、すぐに気づきました。年金受給開始後の所得税と国民健康保険料の事がすっぽり抜け落ちていました。色々調べて、おおよその金額を入れて、家計の収支確認表に再入力、その年間収支をキャッシュフロー表にコピーしました。

その結果、90歳時点での赤字があまりにも大きくなっていて、愕然としました。そして、アクティブシニア時代のレジャー費を低く見積り直しました。それでも90歳時点では少し赤字ではありますが、修復可能な数字かと考えて、作業を終えました。

結論:リフォーム計画には老後を踏まえた資金計画が大切

お金に余裕のある家庭には不要かもしれませんが、還暦あたりの普通程度の家庭には、リフォームにはある程度老後の生活費も含めた資金計画が必要です。定年を過ぎたら、大きなローンを組んで返済する体力が低下するからです。

フィナンシャルプランナーに相談するといいのでしょうが、大雑把でずぼらな私でも大まかには計算できました。しかも、今後の4つの人生ステージについて考える機会も得ました。

そしてマンションリフォームを部分的にではなく、大規模リフォーム(リノベーション)できる、と判断出来きました!

予算を下方修正した、アクティブシニア時代のレジャー費。こちらをもう少し充実させるためにも、お金を賢く使っていくという課題も見えてきました。

再びご紹介します。これは便利でした!日本FP協会家計の収支確認表家計のキャッシュフロー表です。エクセルファイルをダウンロードして、自分で計算、何度でもやり直せます。1回作って最後ではなく、毎年見直すことでより実際に近い数値になると思います。ぜひ、お試しください。

ちなみに、私は日本FP協会とは何も関係ありませんし、全くの素人です😃

追記:老後のお金の計画はざっくりでもやっておいた方がいい

二人の子育てには結構お金がかかってしまいました。しかし、やっと二人とも経済的には自立してくれました。あとは、私たち夫婦の生活だけを考えるだけ。本当に肩の荷が降りた気分です。

私たちが自由に夢を描いて実現しやすい環境になりました。

リフォームする人もしない人も、
子どもがいる人もいない人も、
結婚している人もしていない人も、

夢や希望を持っている、持って欲しいと思います。それだけで明るくなれます。

そして、その夢を実現するために資金が必要な場合、どうやって調達するのかを考える時、現状把握は欠かせません。

キャッシュフローは投資や事業計画の目的でなくても、現状把握と家庭の計画のために有効

客観的に現状把握するためにはお金の流れをみることが有効です。ぜひ、キャッシュフローを作成し、現実をあるがままに受け止めましょう。若い方は、今後の働き方により収入アップの可能性もあります。

そして、キャッシュフロー作成のための家計の収支確認表は現状については平均値を記入できますが、10年後、20年後、30年後、何が起こるかわかりません。一番心配なのは大きな病気になったり、早く亡くなってしまうことです。

心配な方は医療保険に入ったり、配偶者が早く亡くなった場合の遺族年金の金額を調べて別の「〇〇の場合のキャッシュフロー表」を作成してシミュレーションすることをお勧めします。これで安心できる方、計画修正の必要な方が出てくるかもしれません。

どこまで細かく数字を記入するかは、人によって違うと思いますが、いつ、何が起こるかわからないということもあり、キャッシュフローは大雑把で良いと思います。

夢を持って人生を過ごすために、リフォームして後悔しないためにも、キャッシュフロー表を使って、未来の地図を描きませんか?



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