マンションリノベの現地調査③家電で有名なP社は技術者の鋭い目で詳細に観察
こんにちは。現在の最大の関心事、マンションリフォームについて、「リフォームおろおろ日記」を書いているむぎひつじです。
4社に見積もりをお願いすることになったのは、先日の記事に書きました。
本日の現地調査はR社。家電では超有名な、大手ハウスメーカー系の総合リフォーム会社です。
この会社に関心を持った理由
リフォームコンパスさんに紹介をお願いする時、2社はすぐに決まりましたが、こちらのP社を追加しようか悩みました。追加すると、すでにコンタクトのある会社と合わせて4社になり、スケジューリングに苦労しそうだったからです。
しかし、P社のキッチンを見学したことがあり、機能的なことに魅力を感じました。IHクッキングヒーターです。普通のIHクッキングヒーターは三角形の形の配列ですが、このP社には3つ並べたものがあります。グリルはお掃除が大変だから使わない人が多い、ということから、グリルをなくして、魚焼き器を付属したキッチンになりました。お客さんの声をよく聞いているから実現したことだと思います。
3つのヒーターを並べることで、フライパンやお鍋の取手を気にすることなく縦に置けます。縦幅が小さくなる分、有効に使えそうです。
このP社のキッチンは、どこのリノベ会社でも扱っているとは思いますが、こういう単純だけど面白い発想ができる会社に魅力を感じていました。多分、食洗機もP社のものになるだろうし、物作りの会社なので、リノベのプランに新しい発想があるかも、と期待しました。そんな訳で、P社にも入ってもらうこととなりました。
訪ねて来た担当者は…
事前にメールで現地調査の日程を決めましたが、その方はどんな方かの情報がなかったので、何となく、若い方が技術者を連れてこられるのだろうと思い込んでいました。
しかし訪ねてこられたのは、営業所の〇〇技士・〇〇技士の資格者と、設計センターの所長さん。現場でかなりの経験のありそうな私たちくらいか、もっと年配のお二人。
3社目ともなると、業者さんの流れに沿って、必要なことだけをしゃべればいいか、という感じになってきました。リフォームコンパスさんが、きちんと要望は伝えてくれているのがわかったからです。ですから、例の、希望を書いた書類はとりあえず、タイミングのいいところでお渡しして、実物の説明だけはしました。それで時間とエネルギーの短縮。
初対面なので、会社の得意とすることの説明があるのかなぁ、などと思っていましたが、今日のお二人は営業する気配がなく、設計する上で必要なことを聞き、すぐに計測に入られました。私たちに異論はありません。それぞれの会社のやり方があるのだということはもう理解していましたので。
細かなところまで二人の呼吸の合った計測
おふたりとも、例のS社と同様、赤外線か何かで、ピカピカ光って計測するメジャーをお使いでした。併用して普通のメジャーも使われてます。
特に、水回りの計測に時間をかけていました。パイプスペースなどをじっくりみて、ああだ、こうだと話しています。
綿密な観察より驚きの事実が発覚
トイレの手洗い
まず、トイレの入り口に手洗いをつけることはできるが、排水が真下にはないので、便器にそれがつながっているタイプに限定されるとのこと。
2年前にトイレのリフォームが済んでいるので、便器新しくすることには抵抗がある。コストもかかるし、必要な状態になってからでもいいかな、と思う。
洗面台の排水
もう一つ、判明したのが、洗面台の排水は階下につながっているので変更できないということ。つまり、排水管があるので、引き出しのある洗面台は無理とのこと。ちょっと驚きでした。
しかし、これについては、そんなにがっかりはしていません。老後、車椅子生活になったとして、洗面台に膝があたるので、どうしようかな、と思案していたからです。扉タイプの洗面台は奥行きがあるので、整理整頓がやりにくいので、いっそ、オープンにして、棚だけ作って、洗剤や洗面道具をカゴにいれてもいいかも。棚があることで、下に体重計やランドリーカゴのスペースも作れるかもしれません。
畳の下からコンクリートまで
それにしても、二人で一生懸命測って、撮影していました。
畳のへりに薄い物差しを入れて何をしているのかな、と思ったら、畳を動かすことなく、下のコンクリートまでの距離を測っていました。
これでわかったのは、和室の畳の下方がリビングより深くなっているので、リビングのフローリングの高さに合わせるためには和室にコンクリートを数センチ足さないといけない、ということでした。
あらら、ここでコストアップしそう…
それにしても、二人の綿密さには驚き。プランができたら、すぐに詳細なサイズから必要な材料と数量を割り出して、見積もりに載せられるよう、今日、できるだけの情報を得ていたのだと思いました。
やっぱり、物作りが母体の会社で、営業よりは製造・設計に力を入れている二人が来られたんだなぁ。実直で真面目そうな二人。主人はとても気に入っていた。