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:感想: ”1920-2020 CENTO ANNI DI FILA"

FILAはイタリアの美術用品メーカー。その百年史と、FILAのユーザーたちの声で構成された一冊。美術用品メーカーらしい、おそらく水彩画用の紙を使っており、手触りも良く素敵。

ときどき「日本」という言葉が出てきて少し意外だったが、さまざまな繋がりを考えれば特に驚くことでもないだろう。

これを読んで初めて知ったのだが、copying pencilなるものがあるらしい。これは、芯に染料が入っている鉛筆で、鉛筆の形だけれど消しゴムで消すことができないもののようだ。Wikipediaによると、イタリアなどでは改竄を防ぐため選挙で使われているらしい。

ユポ紙に鉛筆というのは定番だと思っていたが、もちろん他の国では違うし、何より知らなかった筆記用具を使っているのは驚きだ。世界には知らないことが、そして多分一生知ることのできないことが、あまりにも多い。

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