過干渉の親とエンパスの子ども:なぜ生きづらさを感じるのか?
こんにちは、MUERAです。
今回は、過干渉の親に育てられたエンパスの方々が感じる生きづらさについて、少し深掘りしてお話ししたいと思います。
過干渉の親とは?
過干渉の親とは、子どもの人生に過度に介入し、子どもの自立や個性の発露を妨げてしまう親のことを指します。
具体的には以下のような特徴があります:
子どもの行動を常に把握しようとして、何かにつけて口を出す
子どもの意思決定を尊重せず、親の価値観や判断を押し付ける
子どもの失敗を恐れ、先回りして問題解決しようとする
例えば、高校生の子どもの友人関係に過度に口出しする、大学の進路を子どもの意思を無視して決めてしまう、就職活動の際に親が勝手に応募書類を作成するなどの行動が挙げられます。
エンパスとは?
エンパスとは、他者の感情や環境のエネルギーを敏感に感じ取る能力を持つ人のことです。
この特性は素晴らしい長所になり得ますが、同時に様々な課題(生きづらさ)も伴います。
なぜ過干渉の親に育てられたエンパスは生きづらいのか?
過干渉の親に育てられたエンパスの方は、特に以下のような点で生きづらさを感じやすくなります:
感情の境界線が曖昧になる
過干渉の親は子どもの感情を尊重せず、自分の感情を押し付けがちです。
エンパスの子どもは他者の感情を強く感じ取る能力があるため、親の感情と自分の感情の区別がつきにくくなります。
例:本当は料理が好きじゃないけど、母が『女の子は料理ができないと』という価値観を持っているため、好きなふりをしている(または自分でも好きだと思い込んでいる)自己信頼の欠如
親が常に先回りして問題解決をするため、自分で判断し行動する機会が奪われます。エンパスは直感が鋭いにも関わらず、その直感を信じられなくなります。
例:就職先を決める時、自分の気持ちより親の意見を優先してしまい、今の仕事に全く情熱が持てない。過度な他者への配慮
過干渉の親は子どもの行動を常に評価するため、エンパスの子どもは他者の目を過度に気にするようになります。そのため、自分のニーズを後回しにし、周囲に合わせすぎてしまいます。
例:「友人との食事で、自分は和食が食べたいのに、みんなが洋食を希望したから自分の本音は言わず黙って皆に合わせた。感情消耗の激しさ
エンパスは元々他者の感情を強く感じ取りますが、過干渉の親に育てられると、常に親の感情に気を配る習慣がついてしまいます。その結果、日常生活で感情の消耗が激しくなります。
例:「職場で同僚の些細な表情の変化まで気になってしまい、毎日疲れ果ててしまう」
インナーチャイルドとは?
インナーチャイルドとは、私たちの内なる子ども、つまり過去の傷ついた経験や満たされなかったニーズを抱えた自分の一部のことを指します。
過干渉の親に育てられた場合、このインナーチャイルドは特に傷ついていることが多いと考えられます。
インナーチャイルドを癒すことで人生はどう変わる?
インナーチャイルドを癒すことで、以下のような変化が期待できます:
自己信頼の回復 自分の感情や直感を信じられるようになり、自分らしい選択ができるようになります。
健全な境界線の構築 自分と他者の感情を区別し、適切な距離感を保てるようになります。
自己肯定感の向上 自分の個性や能力を認め、自信を持って行動できるようになります。
感情のバランス 他者の感情に振り回されず、自分の感情をコントロールできるようになります。
具体例:Aさん(38歳、女性)は、インナーチャイルドの癒しに取り組んだ結果、長年続けてきた親の期待に応えるための仕事を辞め、自分が本当に情熱を注げる新しい職業に転職しました。
好きな仕事ができる環境で、人間関係も改善し、自分の意見を少しずつ伝えられるようになり、充実感を持って仕事を取り組んでいらっしゃいます。
インナーチャイルドを癒すことは、あなたの人生を大きく変える可能性を秘めています。
潜在意識に眠る過去の傷を癒し、本来のあなたらしさを取り戻すことで、より自由で豊かな人生を歩み始めることができるようになっていくと思います。
インナーチャイルドの根本的な癒しに興味がある方は、お仕事ページからリンクしている小冊子をぜひ手に取ってみてください。
不定期に開催しているオンラインでのエンパスカフェでも、インナーチャイルドの癒しについて、お話しています。
「自分が過干渉をやめたい」という子育て中のお母さんも大歓迎です^^(その場合も、自分が親から受け継いだものが影響を出していると考えられるので、そのあたりを見つめることで解決の糸口がつかめます)
興味のある方はぜひ遊びにきてくださいね。
MUERA
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「疲れた心が軽くなる ◡̈」南の島通信𓂃𓆉𓈒𓏸
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