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「混沌として・・・~那覇市・牧志公設市場あたり」
南国のビビットカラーの魚類を販売することでも有名な牧志公設市場の周辺は、そのほとんどがアーケードとなった平和通り商店街をはじめとする3つの商店街で形成されています。米軍から借りたこの場所は、中心である公設市場が終戦後1951年に開場され、地元の人々の生活雑貨や食料品を販売するアーケードとなりました。
アーケードの中には、暗渠となったガーブ川の上にも店舗が建ち並び、地図と睨めっこをしないと自分がどこにいるかもわからなくなる、まさしく迷宮と化しています。店舗の上に居住空間があったり、小さな広場では住民が暑さを凌いでいたり、と生活感を醸し出す空間です。
那覇市観光協会は、この混沌とした場所を町歩きの聖地のように着地型観光商品を作っています。ガイドの方々に説明を受けながら彷徨うこと一時間半、この地域のマイスターになったと確信するのですが、次なる機会に自身で歩みを進めると、ホント迷子になってしまいます。
観光で訪れる方、地元で生活している方が混ざり合った商店街、お土産を買いがてら、ゆっくりと自分だけの那覇を見出すことができると思います。
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