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シュールな短編小説

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ファンタジー、そして時にはシュールな短編集。
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記事一覧

遺跡から、座禅を組む人が見つかる

 滋賀県の遺跡から、生きた人間が発掘されたという。そのまま滋賀県立琵琶湖博物館に収められ…

むぅにぃ
3か月前
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エイリアン電車

 よほど慌てていたらしい。朝の通勤で、乗る車両を間違えてしまった。  もっとも、行き先は…

むぅにぃ
1年前
4

回転寿司

 志茂田ともるとテーマパークに来ていた。 「次はなに乗る?」わたしが促すと、 「観覧車にで…

むぅにぃ
1年前
5

「ニュー・ファッション」

 今日は桑田孝夫と映画に行く約束をしていた。「クラシック・ワールド」という、SFファンタジ…

むぅにぃ
1年前
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水虫が足を掻く

 中谷美枝子と、近所の健康ランドに来ていた。 「やっぱ、広いお風呂はいいね」わたしは、超…

むぅにぃ
1年前
4

怪鳥にさらわれる

 桑田孝夫、志茂田ともるの3人で、象牙山へハイキングに来ている。 「ここは桑田君のおじい…

むぅにぃ
1年前
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いかにもな夢を観る

 バッサバッサと音がするので、慌てて窓の外を見てみると、飛行機ほどもあるアゲハチョウが飛んでいくのが見えた。 「えーっ?!」  道路では、砲塔から花束をぶっ放しながら隊列を組んで進む戦車。その後から、派手な民族衣装を身にまとった2足歩行のネコが行進していた。 「今日はどうもヘンテコな日だぞ。水でも飲んで落ち着こう」キッチンへ行き、コップに水を注ごうと蛇口を捻る。  出てきたのは水ではなく、青い物体だった。どんどん膨らんでいき、シンクの上にドスンと落ちる。  小さな青いゾウだっ

飛び込む絵本

 行きつけの書店はとっても広い。散歩がてらによく寄る。  今日は童心に返って、絵本のコー…

むぅにぃ
1年前
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月を拾いに行く

 志茂田ともるとアクセサリー・ショップに来ていた。明日は中谷美枝子の誕生日なのだ。何かプ…

むぅにぃ
1年前
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チャクラを開く

ネットで面白そうなサイトを見つける。 〔あなたのチャクラを開いて、第3の目を手に入れよう…

むぅにぃ
2年前
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「太陽が消灯する」

 その日は、夜が明けなかった。 「もう8時なのに、変だね」遊びに来ていた中谷美枝子にそう…

むぅにぃ
2年前
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逃げ出したおんぷ

桑田孝夫、志茂田ともる、中谷美枝子の4人でカラオケに行った。 「では、まずわたしから」志…

むぅにぃ
2年前
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ガラスのリンゴ

目を醒まし、思いっきり伸びをする。 「ここはどこだろう」自分の部屋ではなかった。どこかの…

むぅにぃ
2年前
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時計が壊れた?

 日曜日の朝、目が覚めると辺りがとても静かだった。 「いつもなら、近所で子供達が騒いでいたり、クルマの通る音がするんだけどなあ」  不思議に思って、カーテンを開けて外を見る。人もクルマもちゃんとそこにはあった。ただしすべてがピタッと止まったまま動かない。 「一体、どうなっちゃってるんだろう」いま何時だろうと思い、時計を見る。9時15分で止まったままだ。 「ははーん、時計が止まっちゃってるから、時間も止まっちゃったのか」そう合点した。  しかし、何もかもが止まったまま