幸せな片想い-ダンデライオン/BUMP OF CHICKEN(B)
タンポポとライオン。
ただそこに咲いているだけのタンポポの存在に、心救われたひとりぼっちのライオン。
タンポポに意志などないけれど、ライオンはタンポポが自分に応えてくれていると思っている。
そんな彼は死の間際でも物言わぬタンポポの事を変わらず想い続けていた。
完全に一方通行で片想いなその姿は、側から見てとても滑稽で痛々しくも思える。
しかし、ライオンの視点から見ると最後まで大切なタンポポの事を思い続ける事が出来たのだから、そこには幸せな想いしか存在しないのだと言える。
この楽曲が終始アップテンポで明るいメロディーで歌われているのは、第三者の視点からではなく、最後まで暖かく幸せな気持ちで生きられたライオンの視点だからなのだと思っている。
(said B)
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