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#BUMPOFCHICKEN全曲レビュー
金髪-ロストマン/BUMP OF CHICKEN(B)
発表から20年近く経ち、令和になった現在もBUMPのシングル曲人気ランキングの上位に位置し続け、企業のCMタイアップに起用されるなど変わらず人気がある『ロストマン』。
何年経っても色褪せない曲である事は、藤原基央が「童謡」を作りたいと言い続けている事に対しての世論からのアンサーに他ならないと思う。
タイトルにも入っている「ロスト(Lost)」には「迷う」と「失う」などの意味があり、歌詞の中
ダラダラ-ホリディ/BUMP OF CHICKEN(B)
誰もがずっとこのままで居たいと願うあの時間を、飾らない言葉でゆるゆると唄うミドル・ナンバー。
この歌の主人公からは現実と夢を行ったり来たりする様にぼんやりふわりとした怠惰な印象を受けるが「起きないぞ」と“怠惰に対する確固たる意思”を感じられる。“怠惰に対する確固たる意思”なんて怠惰と正反対な言葉の繋がりにも思えるが、その矛盾がこの主人公をコミカルな雰囲気にしている。
だが歌詞の中には、上
片想いソング-スノースマイル/BUMP OF CHICKEN(B)
ラブソングというより、片想いソング。
いや、ひょっとしてまだラブにも発展していないもっと前の段階で儚く繊細な想いを含んだ唄なのかもしれない。
冬の寒さを理由にしないと手も握れないし、隣に並んで歩く事も出来ない、しかも今後雪の積もった道を一緒に歩く事はないと思っている。それでも、今一緒にこの道を歩いている人の笑顔に沢山のものを受け取っているのであろうピュアで硬派な主人公の姿が感じられる。